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「…ん…」
目覚めると朝だった。
目の前には壁みたいなのがあって……え?
イ「…」
「なっ!?」
壁じゃない!?
「えっ、う…」
イ「んん…?」
「ちょっ…!」
イザナさんが私を抱き枕にして寝ていた。
全然動けない。
「起きてください!!」
イ「…うーん…」
「ハッ!」
しかも学校に遅れちゃいそうな時間。
「イザナさん起きてっ!」
イ「ん…るさっ…」
「早く!」
イ「…なんだよ」
「なんだじゃないです、学校遅れちゃいます私…」
イ「学校と俺どっち大事なのー」
「100学校です」
イ「はぁ無理」
「うわ!もうー!!」
イ「てかお前…少しは気付けよ」
「えっ」
イ「昨日食われたの分かんねぇの?」
「は?…っ!!」
よく見ると服がはだけていた。
イ「本番までしたかったけど我慢したんだぜ」
「っ…最低…!!」
イ「寝てたお前が悪いよ」
「…」
イ「すげぇ良かったわ。マイキーが気に入るだけあるな?」
「…」
イ「ふふっ…めっちゃ焦ってるだろお前」
「っるさいです」
イ「いーじゃんもうしちゃったんだから気にすんなよ」
「…」
なんて言えばいいの佐野くんに。
自分がこんな事されたら嫌なくせに。
イ「マイキーに言えねぇならいつでも俺のもんになれよ社」
「…」
イ「あははっ」
悪魔だこの人。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月19日 16時