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***








ご指導いただくことが決まったので、
バイトの続きをする。


てか今日お客さん来るみたいだ。




蘭「これだとケバすぎか」


竜「こんな付けなくても社まつ毛長ぇからな」


蘭「ラインもこれだと目潰れるな」


竜「ほんと参考なんねーなコイツら」


蘭「そんなもんだ」


竜「髪はコレいいと思う」


蘭「盛らねぇのか」


竜「うん、ダセェもんあれ」


蘭「ウケる笑」


「…」




キッチンで洗い物をしてる間、
2人でずっとギャルコンの事考えてくれてた。


ほんと助かるなぁ私無知だから。




「ふふっ」




最後の1枚を洗い終え、
棚に戻そうとした時だった。




『あれ…お前なんでここにいんの』


「っ!!」




誰かがいきなり背後から声をかけてきた。
びっくりして皿を落としそうになったが、
それをキャッチしてくれた。


すぐに後ろを振り返ってみるとそこには。




イ「久しぶりだなぁ?」


「あ、あなたは…」


蘭「おー大将おつかれー」


竜「ん、もう来たんだ」




去年、東京卍會の初陣で私の事無理やり連れてった
変な人!!




「う…」


イ「よぉお前ら」




てゆーか来るのこの人だったの!?
私東京卍會ってバレてるのにこの人来たらまずいんじゃ。




イ「で、お前なんで居るの」


「……バイトです」


イ「え?灰谷ん家で?」


「はい」


イ「ふーん、あいつらお前東京卍會って知ってて雇ってんのかすげーな」


「いや、言ってないです」


イ「!…へぇ」


「…」




2人でコソコソ話してるけど、
蘭くん達にはバレてなさそう。
てかずっとニヤニヤしてるのなんで。
髪型も変わってるから正直最初誰か分かんなかったわ。




イ「俺バラしちゃおっかな」


「脅しですか」


イ「うんっ」


「ならバイト辞めるだけなので私は困らないです。あの2人は私に酷いことしないので」


イ「何その信頼。言うて敵だろ?」


「はぁ、あなたに何が分かるんですか…?」


イ「…!」




鬱陶しかったので少し突き放すようにそう話すと、
目を大きく開けて私を見ていた。




イ「…」


「言うならお好きにどうぞ」




意地でも強気に出なきゃ、
この人の場合下手に出たら終わる。




イ「…あはっ」


「!」


イ「あははっ!!」


「…」




なんか急に笑い出した。

















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月19日 16時

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