life796 ページ47
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リ「どうだった?」
メ「本当に素晴らしかったです!」
リ「ふふっ、いつでも遊びに来てくれ」
それからメアリさんとご飯を食べ温泉にも案内した。
卓球も一緒にやったけどなかなか上手かったな。
メ「ずっとテンペストに居たいです」
リ「そう言ってくれて嬉しいよ」
メ「ですから正妻にしてください!」
うん、そう来ると思ったよ。
リ「まだお互いのことよく分かってないし、早いんじゃないかなって俺は思うんだけど…」
メ「では私テンペストに通います!リムル様ともっと親しくなりたいですし、それに…」
リ「?」
メ「父からもリムル様との繋がりを大切にしなさいと申し付けられているので」
リ「んー、そこはガゼル王どうこうじゃなくても良いと思うよ。メアリさん自身の考え大事にしようよ」
メ「っ…私の考えとしてもリムル様が良いのですが…」
リ「あ、そうなんだ…」
メ「私、今まで他国を旅していたのでこうやって誰かとお近付きになる事も初めてだったんです」
リ「うん」
メ「父からリムル様のお話を聞いた時に、最初は魔王と聞いて驚きましたが…たくさんの人を見てきた中でも、リムル様はあたたかいお方なのだとすぐ分かりました」
リ「まぁ、俺は元々人間だったからな」
メ「そうなんですね!ふふっ…なら尚更です。父が認めている理由もよく分かります」
リ「あはは」
メ「こんなにお優しい方とお近付きになれることなんてもう無いと思います。それにリムル様の人気はドワルゴンでも凄まじいですから」
リ「え、そうなの?」
メ「世界を救われたお方なのですから!当然です!この前はテンペストも危機から救ったと聞きました」
リ「あ……うん」
メ「そんなお方の目指す未来を私も一緒に目指していきたいです」
リ「…」
なんだろうな。
このやるせない気持ちは。
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なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年1月3日 6時