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life785* ページ36

***









リ「何が良い?」


「…」




リムル様に連れてこられたのはテンペストでも結構良い値段のするレストランだった。


もちろんリムル様だからVIP対応だし、
私が着いてきてるの見た人達が不審な顔をしていた。


なぜ急にこんな所に連れてこられたかは分からない。
でも業務命令だから。




「これでいいです」


リ「ほんとに?」


「はい」




リムル様と一緒に居ると食欲が湧かない。


でも普段あんなに食べてた私を知ってるからか、
軽めのメニューを選ぶと心配そうな顔をされる。




リ「分かった。酒は飲む?」


「いいえ、明日も仕事ですから」


リ「言うと思った」


「…」




リムル様はパネルを操作して
全てのメニューを注文してくれた。
私今日の持ち合わせちゃんとあるよね。




リ「なぁ」


「はい」


リ「レイとなんかあった?」


「!…え?」


リ「個人的に気になってさ」


「…別に何もありません」


リ「そっか」


「…」




勘が鋭いリムル様。
でも気づかれるくらい私の仕事が遅いのか。
もっとバレないようにしないと…。


今のところアリスは何も手出しされてないみたいだし、
このまま頑張って耐えればきっと。




リ「おい」


「っ!」




声をかけられハッとする。




リ「そんな抓ったら痛いだろ」


「え…」


リ「腕」


「…!」




よく見たら自分の腕が赤くなるくらい抓っていた。
不安からか無意識に抓ってしまったのかも。




「…」


リ「ほら」




リムル様は腕にそっと触れてすぐ治してくれた。




「申し訳ありません」


リ「…そんな状態で何も無いって言われる方が余計怪しいからなA」


「…」


リ「やっぱり何かあるんだろ」


「…」




私とした事が。
こんなことでアリスを危険に出来ない。




「…レイの方が、仕事出来るの羨ましいだけです…」


リ「…」




嘘でも何でも。
アリスのためなら平気だ。

















***

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なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年1月3日 6時

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