格が違うんですよ格が！16【転スラ】

life781* ページ32

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ア「そういえば聞いたよ」


「？」


ア「ママ、パパにお仕置きされたの？」


「！！」




ティータイムを落としそうになった。


リムル様が話したのか周りが話したか分からないけど、
私は物凄く動揺してしまった。




ア「何かあったの？」


「…んーん…なんにも」


ア「何にもしてないのにお仕置きされたの？！私パパに文句言ってくるよ！！」


「違うのっ！」


ア「え？」


「良いの…ママが悪いから…」


ア「でも！」


「アリスは気にしなくて良いんだよ」


ア「！」




アリスに心配かけるようじゃだめだ。
危ない事に首突っ込まれても困るし。




「ちょっと、パパ怒らせちゃっただけだから…」


ア「そう…なんだ」


「ごめんね心配させて。気を付けるから」


ア「うん…。でもママ、自分のこともっと大事にしなきゃダメだよ？」


「えっ」


ア「ママが居なくなったらやだもん。友達とかパパとか皆が居ても、私が世界で1番愛してるのはママだから」


「アリス…」


ア「ママが居ればそれで良いのっ！」


「…」




手をギュッと握られまた心が熱くなる。




「…私も」


ア「ん？」


「私も…この世界で1番アリスのこと愛してるよ」


ア「わぁっ！嬉しすぎるー！！」


「わっ」


ア「ママ大好き！！これからはずっと一緒だからね」


「うん…ずっと一緒に居ようね」


ア「ふふっ」




愛に愛が返って来る。


こんな単純な掛け合いなのに、
幸せで満ち溢れている。


私は絶対アリスを守る。
たとえ何があろうと、この子だけは。
幸せになってもらいたいから。











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