life774 ページ25
***
リ「…」
「…」
盗んでいたお金は全て回収させた。
でもこの犯行は前から行われていたため
100万程は既に使用されていたという。
さすがにこの件を許してしまうと部下たちも納得いかないため、俺は個別に処分を下すため2人にしてもらった。
それでもAは俺の方を全く見ない。
リ「A、金に困ってたのか？」
「…」
リ「そうなら相談してくれれば良かっただろ。こんな事しなくても済む方法があったはずだ」
「…そうですね」
リ「！」
ようやく口を開いてくれた。
リ「それで、100万は何に使ったんだ」
「…それは言えません」
リ「何故だ」
「言えないからです」
リ「この状況で俺に隠し事するのはかなり良い度胸だと思うんだが」
「…申し訳ありません」
リ「謝らなくていいから答えろ」
「言えません」
リ「A！！」
「…」
俺が怒鳴って威圧してもAは俯くだけだった。
リ「そんなに答えられないようなものに使用したという事だな」
「…はい」
リ「…」
まぁ俺が言ってるのは俗に言うあっち系の話。
ホストにでも行ってたのか？
でもそうなら俺に情報がすぐ回ってくるはずだし、
口止め料とかか？
なんにせよ今回はまずいことに変わりは無いな。
リ「…見損なったぞA」
「申し訳ありません」
リ「はぁ」
別に謝って欲しいとかじゃない。
困ってるなら助けてやりたかった。
俺に出来ることがあれば相談して欲しかった。
自分が頼られなかった不甲斐なさと、
Aの回答に俺は頭を抱えた。
リ「…」
「…」
てか今回の罰どうしよう。
俺もそこまで鬼じゃないけど、だったら…。
リ「…A」
「はい」
リ「今からお前のこと抱いたら怒る？」
「！！」
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 325人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (
レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年1月3日 6時
