検索窓
今日:20 hit、昨日:12 hit、合計:15,730 hit

life772 ページ23

***






でもそれからというもの、
Aの調子がどこかおかしいように思えた。




リ「最近レイ仕事早くなったな」


レ「私もようやく慣れてきました」


リ「さすがだな。Aはゆっくりでいいからよろしく頼むよ」


「はい、リムル様」




レイの仕事が最近凄い。
Aが加わったことによる意識の向上?
とにかく書類関係は全部レイがこなし提出してくる。


やっぱりAには少し早かったかな。
いくら仕事が出来てたとはいえ病み上がりだしな。
と思うことがあったり。




レ「Aがやりました」


リ「えっ!?」


「申し訳ございませんリムル様」


リ「いや、別にいいけど…」




ある時は書斎の花瓶を割ってしまう事故もあった。
まぁ割れたのは仕方ないことだしこんなのすぐ直せるからな。




リ「怪我はなかったか?」


「問題ありません」


リ「うん、ならよし」




本当に調子が悪そうなのか、
それともたまたまなのか。




レ「リムル様そちらの仕事もお引き受け致します」


リ「良いのか?」


レ「はい。こちらは終わりましたので」


リ「助かるよ」


レ「Aも早く終わらせてね」


「はい」


リ「…」




たまにどっちが先輩か分からなくなるな。
てかレイのスキルアップが尋常じゃない。




リ「レイ、最近頑張ってくれてるけど無理してないか?」


レ「全くです。リムル様のお役に立てるのであればいくらでも」


リ「そっかそっか、ありがとな」




とにかく仕事出来の差があった。




「…」


リ「…?」




Aあんなスピードで頑張ってるのに。
急に出来なくなるなんてことあるのか?


俺の不安は周りの噂にも影響されていた。




シ「レイ聞きましたよ。リムル様のお仕事サポートさすがですね」


レ「いえいえ。リムル様と皆さんのお役に立てるのであれば」


シ「なんていい子なんでしょう…!」


レ「ふふ」


「…」


シ「Aはもう少しレイを見習って頑張りなさい。病み上がりはもう理由になりませんからね。たるんでる様であれば叩き直しますよ」


「申し訳ありません」


シ「ったく」




レイの評価が上がるとAが攻撃されることが増えた。
本人は気にしていないようだから特に触れてないが、
あの調子は本当に変だ。




リ「A」


「はい」


リ「今度2人で話せるか?」


「…はい」


リ「うん、じゃ予定決まったら教えるよ」


「かしこまりました」

















***

life773→←life771



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
325人がお気に入り
設定タグ:転スラ , リムル , Sちゃん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年1月3日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。