life769 ページ20
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リ「やばいやばい遅れたっ」
急用のせいで結局遅くなり夜になった。
今日はAのそばに居ようって決めてたのに!
リ「A!入るぞ」
俺はノックをしてから医務室の扉を開けた。
リ「Aっ…?」
「…」
ア「…」
返事が無かったためカーテンを開けると、
そこにはベッドで気持ちよさそうに寝ているアリスと、
ソファーに座りながらベッド際で寝ているAがいた。
リ「なんでアリスがベッド使ってんだ…笑」
その不思議な光景に思わずクスッと笑ってしまった。
きっとAがアリスのために譲ったんだろう。
リ「…」
「…」
Aも少し穏やかな顔になっていた。
俺もその顔を見て安心した。
でもさすがに病み上がりがベッド際はまずいので、俺もソファーに腰かけてAをベッドから離し膝枕をした。
何もかけて無かったからか体が少し冷えていた。
Aは魔力が一切使えない状態だから耐性もほとんど残っていないから、もろにその影響を受ける。
リ「辛いこと続きでごめんな…」
「…」
ブランケットをかけてあげた。
これで少しは暖まれば良いが。
リ「よく頑張ったなA」
「…」
ちなみにシエルに再確認してもらったが、
呪いは全て抜けきっているようだ。
本当に上手くいって良かった。
アリスにも感謝だ。
リ「ふふっ」
「…」
あとは俺が頑張る番だな。
待っててくれA。
今度はちゃんと幸せにしてみせるから。
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なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年1月3日 6時