life766 ページ17
***
「あの、自分で食べれます」
リ「遠慮すんなってほら」
「いやあの…」
転移しまくって運んできたほかほかのご飯。
それをAに食べさせようとするのだが頑なに断られる。
リ「良いだろ？」
「…分かりましたよ」
リ「ふふっ」
Aがついに折れてくれた。
綺麗な髪を耳にかけながら小さな口でご飯を1口食べる姿だけでも俺はキュンキュンが止まらない。
「…」
リ「食べれそうか？」
「はい」
リ「なら良かった！ほらもう1口」
「ん」
病み上がりだからかやっぱり少しふらついてるし、
目に生気が感じられないけどちゃんと生きてるんだ。
「…」
リ「ほらもう1口」
「…あの、リムル様それより…お仕事よろしいのですか」
リ「あっちは任せてきたから大丈夫大丈夫」
「そうなんですね」
リ「あぁ、お前ほどじゃないけど優秀な庶務が来てくれてな！そいつに任せてるんだよ」
「！」
リ「レイっていう白髪の子だから会ったら挨拶してくれ！もしお前が復帰してくれそうなら2人体制でも良いかなって思ってるよ」
「…そうですか」
リ「いや！もちろん無理にとは言わないから！」
「はい」
リ「考えるだけ考えといてくれよ」
少し浮かない顔をし始めたA。
リ「どうかしたか？」
「…いえ、特には…」
リ「そっかそっか」
「…」
それからまたご飯を食べ進めてくれたが、
Aはやっぱりずっと浮かない顔をしていた。
上の空というか、まぁあんな事があった後だし仕方ないか。
***
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なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年1月3日 6時
