life750 ページ1
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リ「シュナ、様子はどうだ?」
シュ「状態は安定していますよ」
リ「そうか良かった」
あの事件から数日が経った。
Aはいまだに寝たきりだ。
イ「入るよ〜」
リ「おうお疲れイース」
イ「あーもう俺最近忙し過ぎるって〜」
リ「だろうなっ」
ドワルゴンとファルメナスの援助も無事完了した。
主犯はAとイングラシア王国の幹部たちということになり、これからそれぞれに罰が与えられる。
人間間では大きな争いを産むという結果になったため、罰の詳細はワルプルギスで決定することになった。
魔王にろくな奴いねーけど今回の件だけは皆真剣に考えてくれた。その結果幹部たちは国外追放となりAは魔力の使用が禁止された。ただ禁止にするだけでは使用してしまう可能性があるということから、各魔王及び竜種の力を一部利用したブレスレットが作製された。もちろん1度付ければ許可なく外すことは許されない仕様になっている。
寝ている間で申し訳なかったが、
勝手にAに装着させてもらった。
唯一これが非難を避けるための手段だったからだ。
リ「そういや商談先増えたんだろ?」
イ「だから忙しいの!イングラシア王国での取引辞めるって言ってぜーんぶうちに流れて来たから!」
リ「そりゃまた…」
イ「住民も大半が移動してきてるよ。あっちに残ってるのは貴族とか商人くらいでしょ」
リ「ん…いつか滅びそうな勢いだな」
イ「そんな他国の事まで知らーん!」
シュ「ふふっ」
イ「あ、シュナ様笑った可愛い〜」
イースは相変わらずヘラヘラしてるが、俺がAに付きっきりな分ディアブロやリグルドたちと協力してテンペストを維持してくれている。
ここまでくると、
もう俺が居なくても大丈夫そうな感じだよな。
ア「こんにちは〜お邪魔します」
イ「あ!アリスたん学校は!?」
ア「今日休みなんですけどイースくん仕事のし過ぎで曜日感覚狂ってる?」
イ「あれれ?」
シュ「イースおバカがバレますよ」
イ「そんなぁ!」
ア「あっ、ママ!」
そんな事より、と言わんばかりにイースを無視してアリスはAの隣に座り手を握っていた。
ア「ママ、今日も良い天気だよっ!早く一緒にお出かけしたいから元気になってね」
リ「…」
あの日からアリスはAにベッタリだった。
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なる(プロフ) - 早く続きが気になります! (2023年2月21日 11時) (レス) @page30 id: 7de6b03a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年1月3日 6時