格が違うんですよ格が！14【転スラ】

life656? ページ7

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リ『よしよしっ』


「ふふっ」




ようやく再会できた。
俺の世界で1番大切な嫁だ。


俺と最後に会った日から随分大人びていて最初は驚いたが、それも仕方なかった事だ。


あの世に行ったら絶対ウェネトぶん殴ってやる。




「ねぇリムル様」


リ『ん？』


「これ…」


リ『！』




Aが見せてきたのは
2つの指輪がかけられたネックレスだった。




リ『これって…』


「私と、リムル様の指輪」


リ『！全部消えたんじゃなかったのか？！』


「ウェネト様に頼んでこれだけ残して貰ったの」


リ『っ…』


「いつか、また付けられたらなって…」




指輪を大事そうに握りしめるA。
月夜に照らされるその姿はやっぱり美しくて…




リ『…今付けよう』


「！」


リ『な？』


「っ…うん！」




嬉しそうに笑ったA。
その笑顔が見れただけで俺は幸せだ。


そしてゆっくりとネックレスを外し、
Aは俺に指輪を付けてくれた。




リ『なんか久しぶりだなっ』


「もう3年も経つからね」


リ『だな。俺にも付けさせてくれよ』


「うん」




Aから指輪を受け取り、
俺は祈るように指輪にキスをした。


これから先、俺のいない世界でAは生きていく。
どうかAを幸せにしてくれって。


俺がしたかったけどさ…。




リ『ほら』


「ありがとうリムル様」


リ『2度目の結婚式だなっ』


「ふふっ…そうだね」


リ『また永遠の愛誓ってくれ』


「はいっ！」


リ『あーー…大好きすぎる』


「私も大好きだよリムル様」




2人だけの秘密の結婚式。
俺はAを愛してる。
この愛だけは誰にも揺るがせない。




リ『俺を選んでくれてありがとな』


「！…それは、こっちのセリフだよ」


リ『そうか？』


「うん。小さい頃からリムル様のお嫁さんになりたかったから…」


リ『っ…なぁそれはずる過ぎだぞ』


「ほんとだもん」


リ『ばぁか』




俺は離さないようにAを抱きしめた。
Aも力いっぱい抱きしめてくれた。




リ『はぁ…』


「？」


リ『A…』


「なぁに？」


リ『離れたくない』


「！！」


リ『3人で一緒に暮らしたかった』


「っ…」




俺がそう言うとAは泣き始めてしまった。
















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