格が違うんですよ格が！14【転スラ】

life655* ページ6

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それから私はリムル様にようやく打ち解け、
これまであったことを全て話して聞かせた。




リ『じゃあ今の俺はお前に助けられてばっかだな』


「そんな事ないよ。今のリムル様も凄い人だよ」


リ『ふーん、なんかちょっと妬くなぁ』


「えっ？」


リ『自分に妬くのも変だけどさっ笑』


「…ふふっ、今のリムル様もだいぶヤキモチ妬いてるよリムル様に」


リ『おっ。じゃあ俺の勝ちだなっ』


「ははっ」


リ『お前はどっちが好きなんだー？』


「どっちも好きだよ。でも…会いたかったのはリムル様だよ」


リ『あははっ！俺圧勝だな』


「なんの勝負笑」


リ『そりゃAの事で俺は誰にも負けたくないからさ』


「…そーゆーの嬉しい」


リ『ふふっ』




幸せすぎる時間。
こんなことがあっていいのかな。




「ねぇ、リムル様」


リ『ん？』


「あとどれくらい一緒に居られるの？」


リ『！』


「もっと、一緒に居たいな…」




出来ないことは分かってる。
リムル様の顔みたらそれくらい。
でももし叶うなら、もう少しだけ…。




リ『…明け方にはお別れだ』


「そうなの…」


リ『それまで一緒に居てくれるか？』


「うん。アリスはここから見えるから大丈夫」


リ『ありがとう。俺もアリスのことはちゃんと見てるよ』


「…」




今初めてちゃんと家族なんだって、
そう思えた気がした。




リ『おっ！』


「ふふっ」


リ『なんだよっ笑』


「たまには」


リ『あーもー可愛いなぁ…』


「えへへっ」




思いきりリムル様に抱きついた。
こんなに笑ったのいつぶりだろう。
探してくれてありがとうリムル様。
















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