格が違うんですよ格が！14【転スラ】

life698* ページ49

***







『なんでなんだよっ！』


『なんでもだ』


「っ…」




しばらくして私はまた眠っていたことに気づいた。


隣に居たイースはいつの間にか居なくなっていて、
代わりに廊下から声が聞こえてきた。




イ「そんなのおかしいだろ！アリスはAの子なのに！」


リ「あの状態で返せると思うのか？」


イ「それは、復帰するまで俺が面倒みる！」


リ「お前が？笑 冗談だろ」


イ「んだよ！てかリムル様あの場から立ち去ったくせによくそんなこと出来るよな！！」


リ「…」


イ「あのままA1人にして死んでたらどう責任取るつもりだったんだよ。一国の盟主がくだらねー事してんじゃねぇよ！」


リ「それでもお前には関係ない」


イ「なっ…じゃあ死んでても良かったのかよ！」


リ「もう口を挟むな」


イ「おい待てって！リムル様！！話は終わってねーぞ！！！」


リ「…」


イ「っ…あのなぁ！！俺らからA奪っといて何だよそれ！ふざけんな！好きじゃねぇなら手出すなよ！！！」


リ「…」


イ「こっちがどんだけ本気か分かんねーなら証明してやるよ！」


リ「…何する気だ」


イ「ふん！俺がAと結婚してやる！！誰になんと言われようが曲げねーからな！」


リ「ふーん…でもお前じゃ無理だと思うぞ」


イ「はぁ？」


リ「Aの闇は深い。お前が出来るのは表面の対応だけだ」


イ「俺だって…！」


リ「無理だ」


イ「！」


リ「だから余計な手出しはするな」


イ「なんでだよ…リムル様…」


リ「お前が死にたいなら話別だけど。俺はお前も死なせたくない」


イ「は？何の話してんだよ」


リ「とにかく放っておけ」


イ「リムル様！！」


リ「…」













***

life699*→←life697*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す