格が違うんですよ格が！14【転スラ】

life688 ページ39

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リ「Aは？」


シ「朝から見てませんね」


シュ「私もです」




次の日、時間になってもAは来なかった。




シ「無断欠勤とは良い根性してますねっ」


シュ「色々あるんですよきっと」


リ「…」




あんな事があったらさすがに来ないよな。




リ「俺、今日見回り行くから」


シ「お供致します！」


リ「いいよ。1人で行きたい気分なんだ」


シ「ガーーン…」


シュ「ふふっ、お気をつけて」


リ「あぁ」




支度をした俺はシオンとシュナに別れを告げ、
すぐに書斎を出た。




ゴ「あっれリムル様！今日見回りなんスか！？」


リ「おはようゴブタ。そうだ」


ゴ「久しぶりな感じするッスねー！」


リ「だな。お前もサボらず頑張れよ」


ゴ「うぃーす」




今日もテンペストは相変わらず賑わっている。
俺が築き上げた最高の国だからな。




『リムル様おはようございます！！』


『リムル様ー！！！』


リ「おはようみんなっ」




これが当たり前の日常。
笑いが耐えず変わることも欠けることも無い世界を
作ったと思っていた。




リ「…」




そう昨日までは。




ソ「リムル様おはようございます」


リ「…ん、ソウエイかおはよう」


ソ「早速ご報告が」


リ「あぁ」




俺は何を勘違いしてたんだろうな。




ソ「ただの道場破りかと思われますがどうしますか」


リ「俺に会いたがってんだろ？」


ソ「はい」


リ「良いよ相手してやるから」




俺は俺を満足させてあげれていない。




ソ「位置情報を伝達しました」


リ「サンキュ」


ソ「ご武運を」


リ「任せろ」




だから今、最高に虫の居所が悪い。




リ「…」













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