格が違うんですよ格が！14【転スラ】

life671 ページ22

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俺は思いつきでAの家を訪ねることにした。
今ならきっとアリスも寝始めた頃で、
Aがこの時間から家事を始めるのは把握済みだ。




ア「…」


「…」




ドンピシャ。
窓から部屋を覗くとちょうどAが皿洗い中だ。
アリスはぐっすり寝込んでいる。
俺はゆっくりと窓を開けてそっと中へと侵入した。




「…」


リ「…」




家事してるAの後ろ姿は母親そのものだ。
家でもオシャレに気を抜かない辺り意識高い系で良いな。




「…」


リ「…」




今更だけど不法侵入した挙句、
俺はどんな目でAを見てんだ笑
ただの変態だなこれじゃ。




「よし…」


リ「…」




洗い終わった食器を綺麗な布で拭いていく。
記憶の中だとこんな姿なかったからアリスの影響だな。


でもそろそろ本題に入らないと。




「…」


リ「A」


「！！」




後ろから悟られないようにAを抱きしめた。
すると思いっきり体が飛び跳ねて皿を落としそうになっていたため俺が片手でキャッチした。




リ「ははっ！大成功」


「し…心臓、止まるかと思いました…」


リ「ごめんごめん笑」


「それになんで居るんですか！？」


リ「来たら嫌だった？」


「いや、あの…不法侵入…」


リ「それはマジでごめんな笑」


「はい…」




焦ってるAも可愛いなぁ。




「それで…なにかご用ですか？」


リ「うん。話したい事あるから家事終わったら教えてくれ。待ってる」


「あっ…分かりました」


リ「うんうん」


「…離れないんですね？」


リ「やだ？」


「別に良いですよそのままでも」


リ「ふふっ」














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