life600 ページ1
***
リ「…」
「…」
またしてもモヤモヤが残ったまま終わらせられた。
いい性格してるよほんとに…。
でも俺の腕の中で眠ってるAは、
どこか安心したような顔をしていた。
そんなに俺の事気に入ってくれたのか？
そうだったら嬉しいけど。
リ「…」
「…」
ア「ん…んん…」
リ「！…アリス？」
ア「んん…まま…」
リ「ママは寝てるぞ。お前も寝な？」
ア「んんん…？…りむ、ちゃま…？」
リ「そうだよっ」
ア「！…りむちゃま…」
俺に気付いたアリスがムクっと起き上がった。
そして目を擦った後、
俺とAの前にちょこんと座った。
リ「どうかしたのか？」
ア「…まま…」
リ「！…あぁごめん。ママのこと取ってるわけじゃ無くてだな…」
俺はアリスが自分のママを奪ったと思われるのが嫌で、
上手い言い訳を考えていたのだが…。
ア「…ふふっ」
リ「…？」
何故かアリスはニコッと笑った。
そしてAの背中にくっ付いた。
ア「まま、よかったね…」
「…」
リ「えっ？」
ア「りむちゃま！おやちゅみなちゃい！」
リ「あ…うん、おやすみアリス…」
ア「ふふっ」
アリスは再度ニッコリ笑って、
Aの背中で寝始めてしまった。
『まま、よかったね』とはどういう意味だろう。
アリスから見ればAが俺に抱き締められてるのは、
良い事のように思えるって事か？
それとも何か別な意図があったのか？
分からん。
リ「お前もずるいなアリス…」
ア「…」
「…」
俺はアリスに布団をかけ直してあげた。
リ「…おやすみ2人とも」
ア「…」
「…」
まだモヤモヤするけど、
でも2人を見てると温かい気持ちになる。
俺が求めていたようなそんな気持ちになる。
リ「…よし」
この気持ちを失いたくない。
そう心が言ってる気がした。
だから俺はその心に従う。
もう少しAとアリスと上手く関係を築けて、
2人の隠してる事が分かったら…。
俺はお前らの傍に居たい。
旦那には申し訳ないけど、
出会った時から感じていたこの気持ちに嘘はつけない。
てか絶対お前より俺の方が強いしかっこいいと思うから尚の事譲れん。譲る気サラサラないけど！！
途中で思い出して返してって言われても
ぜーったい返してやらん！
その前に俺がAたちのハートを射止めてみせるぞ！
***
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Lica(プロフ) - 何回も読みたくなり続きが気になる！ワクワクが止まりません✨やっぱりこのお話大好きです！ (2022年8月28日 23時) (
レス) @page49 id: 24e6bf27fa (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - また、時間をかけて一周してきましたが、やっぱり泣いちゃいますね。 Sちゃんさんも、夢主ちゃんのように、無理しすぎないでくださいね！ 引き続き応援しています！ (2022年8月9日 3時) (レス) @page45 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ - 早く思い出して幸せになってもらいたい (2022年4月13日 2時) (レス) id: c564723689 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - このお話 めっちゃ好きです！ 読んでると続きがすごく気になります。 色んなストーリーがあって、全然飽きずに 読んじゃいますw 早くハッピーエンドが来るといいなと思いつつも、もっと色んなストーリーを読みたくもありますw なので、続編も楽しみにしてます！ (2022年4月9日 19時) (レス) id: 41374f889f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2022年3月30日 22時
