life535* ページ36
***
リ「…」
「…」
それから数日が経ってもリムル様が
目覚めることは無かった。
シュナ様曰く、
生存はしているものの意識が全くないとのこと。
全部呪いのせいだ。
その証拠に今でも首が赤くなっている。
「…リムル様、おはよう」
リ「…」
「今日も私達は元気だよ…」
リ「…」
こんな私には祈る事しか出来ない。
リムル様の正妻なのに私は何やってるんだろう。
どうしてもっと早く治してあげられなかったのか。
後悔ばっかり。
シュ「A、入りますよ」
「!シュナ様おはよう…」
シュ「おはようございます。朝ごはんは食べましたか?」
「ううんまだ…ちょっと食欲無くて…」
シュ「いけませんよ。赤ちゃんのためにもしっかり栄養を摂らないとリムル様に叱られますよ?」
「!…そうだよね、もう少ししたら行くね」
シュ「はい」
シュナ様は毎日リムル様の薬を交換しに来てくれる。
これがあるからリムル様の命が繋がってるようなものだ。
「…」
シュ「A」
「うん?」
シュ「せめて椅子に座ってください。床では冷えてしまいますよ」
「あ、あぁごめんね…うっかりしてた」
シュナ様に言われた通り
お腹が冷えないようにしながら椅子に座った。
シュ「よし」
「…」
シュナ様が薬を取り換えてくれた。
心做しかリムル様の顔色が少し良くなった気がする。
シュ「では私は行きますね」
「うん、いつもありがとうシュナ様」
シュ「いえいえ」
シュナ様はニコッと笑って部屋を後にした。
リ「…」
「…」
リムル様いない世界はホントに耐えられない。
この呪い、どうやったら解けるんだろう。
私に出来ることないのかな。
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Lica(プロフ) - 待ってました!やっぱり凄く泣けます!この作品を書いてくださったSちゃんさんに圧倒的感謝です!これからもずっと応援します!! (2022年1月19日 2時) (レス) id: 24e6bf27fa (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 遅れました!11、おめでとうございます!、、あと無理はしないでくださいね! (2022年1月19日 1時) (レス) @page50 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 泣きました 。もうなんか記憶なくなる系ってみててすごい辛いというかはやく思い出して!ってなります。これからもSちゃんさんのペースでいいので頑張ってください!これからも応援してます (2022年1月19日 1時) (レス) @page50 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2022年1月1日 22時