格が違うんですよ格が。11【転スラ】

life529 ページ30

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それから数ヶ月。
今のところテンペストには何の変わりもなく、
ただただ穏やかな日々が続いていた。


Aの精神状態も安定していたため、
呪いの影響を受けずに過ごせていた。


でもそう思うとやっぱりAと関わりがあるんだなって思い知らされるからちょっとイラつく。




リ「あっ、今蹴った？」


「蹴ってたね！」


リ「ふふっ」




Aのお腹もどんどん膨らんできて、
子供が元気に成長してくれてるのが分かった。




リ「シュナどっちって言ってた？」


「女の子かもって！」


リ「おお！」


「リムル様凄いね」


リ「まぁな！じゃあ名前どうしよっかなぁ」


「候補ある？」


リ「んー…Aは？」


「そうだなぁ…アリスとか良いな」


リ「意味とかあるのか？」


「直感」


リ「良いね。じゃあ第1候補アリスにしようか！」


「うん！」




お腹を触りながら微笑む姿が、
ほんと前世のAと同じだ。
今度はお前を1人にしないからな。




リ「お昼どうする？」


「今日は気分が良いから食堂に行こうかな」


リ「そうするか！」


「うん！」




楽しそうなAはやっぱり可愛い。
この笑顔を守りたい。




リ「よっと」


「え、え！？」


リ「たまには良いだろ？」


「は、恥ずかしいって！」


リ「今更気にすんなよっ」




お姫様抱っこしただけですぐ顔赤くする。
愛おしくてたまんねぇな。















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