life512 ページ13
***
リ「呪いかぁ」
「そうだよ」
その後体調が良くなりちゃんと話せるようになったため、Aから今までの話を聞いていた。
さすがラミリス、
見かけによらずちゃんと仕事するなぁと感心した。
「ねぇ本当に呪いなの?」
リ「…どうだと思う?」
「私は…呪いだと思う。だってそうじゃなきゃリムル様は倒れたりしないもん」
リ「あはっ、そうだな」
「うん。ねぇそれどうやったら消えるの?」
リ「俺にも分からない」
「そっか…じゃあ誰に付けられたの?」
リ「!」
「ラミリス様がこの世の物じゃないって言ってた。だから私は…ウェネト様が怪しいと思ってる」
リ「…」
「何があったか話してよリムル様」
俺の手をギュッと握り心配そうな顔をするA。
「私心配なの」
リ「…」
正直話すかどうか凄く悩む。
その結果Aが悲しむようなら話したくないし。
リ「…Aは…」
「うん」
リ「コレについて知ってどうするんだ?」
「治す方法探す!」
リ「おおっ」
「おおってなに!」
リ「予想通りと思って」
「当たり前じゃん。リムル様の一大事は私の一大事でもあるんだからねっ」
リ「あはっ!よくできた嫁だな」
「もーふざけてないで教えてよ」
リ「ごめんごめん」
話したいのは山々なんだ。
けどまたお前が危険な目に遭うんじゃないかって、
そんな気がしてならない。
「リムル様!聞いてるの?」
リ「…聞いてるよ」
「なら教えて。ウェネト様なんでしょ?」
リ「…」
真剣な表情に思わず見惚れてしまった。
好きな人に心配されるのってこう…幸せだな。
だからこそこの幸せを壊す訳にはいかない。
リ「実は…」
「うん」
リ「…覚えてないんだ」
「…え!?」
リ「気が付いたらこうなってたんだよ」
「そんな事ある!?」
リ「いや俺もビックリ」
「えぇ…嘘にしか思えないよ…」
リ「いやマジ」
「…」
Aは不安そうな顔をして俺の首に触れた。
「…まぁ何にせよ、リムル様にこんな事する奴は許せないよ」
リ「あはは、大丈夫だよA」
「む」
俺がケラケラ笑うとAに
思いっきりほっぺたを抓られた。
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Lica(プロフ) - 待ってました!やっぱり凄く泣けます!この作品を書いてくださったSちゃんさんに圧倒的感謝です!これからもずっと応援します!! (2022年1月19日 2時) (レス) id: 24e6bf27fa (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 遅れました!11、おめでとうございます!、、あと無理はしないでくださいね! (2022年1月19日 1時) (レス) @page50 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 泣きました 。もうなんか記憶なくなる系ってみててすごい辛いというかはやく思い出して!ってなります。これからもSちゃんさんのペースでいいので頑張ってください!これからも応援してます (2022年1月19日 1時) (レス) @page50 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2022年1月1日 22時