life394* ページ45
***
「私の…」
リ「あぁ」
「えぇっと…」
思わぬ返しに言葉が詰まる。
私がリムル様にして欲しい事、
私がやりたい事…。
でも確かにリムル様の言う通り、
私も伝えてもらわなきゃ何も分からない。
今リムル様が何を思っているのかも、
リムル様が何を考えているのかも分からない。
だから私も同じ意見だ。
知りたい。
もっとリムル様を知りたい。
「…私…」
リ「…」
「もっと、リムル様を知りたい」
リ「え、俺の事？」
「うん」
リ「…そっか。そうだよなっ」
「！」
リムル様はニコッと笑って、
そのまま私の手を離した。
リ「ならこれからもっと俺という存在を知ってくれ。ただその過程で俺の過去やお前が嫌がるかもしれない俺の話を聞くことになるかもしれない。だからそういう覚悟も持ってくれ」
「！…うん。分かった」
リ「ありがとうA」
そういうとリムル様は片手を出し魔法で
小さな箱を召喚して来た。
「あっ」
リ「ついでに俺は欲張りだからな。もう今すぐにでもお前が欲しいよA」
「っ！」
急に大人の顔になったリムル様が
頬に手を付きながらそう答えた。
私はドキッとしてしまいまた赤くなった。
リ「A…お前に与えられた運命も命も全部俺にくれ。俺もこの命が無くなるその日までお前のために生きるって誓うよ」
「リムル様っ」
リ「これ、受け取ってくれるか？」
「っ…はい！」
リ「あはっ！やった」
リムル様はガッツポーズをした後すぐに指輪を取り出して私の薬指にはめてくれた。
金色に輝く指輪をはめた瞬間、
青い光を小さく放ちながら私の体へと溶け込んで行った。
私は驚いてリムル様を見つめた。
「リムル様…これ…」
リ「大丈夫だよ。これでお前は俺の物って証が体に刻まれただけだから」
「！！」
リ「俺は魔王でもあるからな。花嫁として選ばれたお前には俺との繋がりを示す証を残すよ」
「な、なんか嬉しいのに恥ずかしい…」
リ「可愛い」
「うっ…」
リ「おおっ。ドキドキしてんのこっちまで伝わるよ」
「へ！？」
リ「すげぇな」
「これって…ある意味公開処刑…」
リ「まぁちょっとした気持ちの変化くらいなら読み取れるってことさ。だから詳細はお前の口から聞かせてくれよ」
「！…うん」
***
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天！ - 今後どうなっていくんでしょうか！？とゆうか、続編を作ってくださりありがとうございます！ (2021年11月12日 1時) (
レス) @page50 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
パンコッペ(プロフ) - リムルの反応か可愛すぎて悶えたり 急にしゅんってなったり百面相しながら見させていただいてます(笑) これからも楽しみにまってます (2021年11月4日 18時) (レス) @page14 id: d2a0179067 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - これから夢主とリムルがどうなっていくのかすごい気になります！あと、私は読みながらずっと鼻すすってないてます、、これからも頑張ってください！ (2021年11月4日 1時) (レス) @page14 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
人形ｸﾝ(プロフ) - この先2人がどうなるのかとても楽しみです！！続編ありがとうございます！！応援してます！！！ (2021年11月3日 22時) (レス) id: 503f37ac78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年11月3日 21時
