life363* ページ14
***
リ「なぁA」
「ん？」
リ「お前は前世のAとどういう繋がりを持ったんだ？」
「えっ…と…」
覗き込まれるようにリムル様にそう聞かれた。
少し困った顔をしていたリムル様。
「私は、夢とか幻覚に近い形でしか会ったことない…かな」
リ「うん」
「それでリムル様のこと話してるところ見たり、実際にリムル様と過ごした話を聞いただけ」
リ「そっか」
「あと…クレアは私でもあるって言ってた」
リ「…！」
「お父さんが暴走させたって…言ってたけど…私にはよく分からなくて」
だんだんとリムル様の表情が悲しそうになる。
リ「じゃあやっぱりクレアは…」
「！…クレアと何かあったの？」
リ「いや、何でもないんだ」
「リムル様…」
リ「俺もよく分かんなくなってきてさ…でも、俺はお前の事好きだよ」
「！」
リ「今のお前が好きだ」
「リムル様…」
その言葉を聞いてホッとした。
また比べられるんじゃないかと思って身構えてしまっていたから…。リムル様には今の私を見て欲しい。
「リムル様っ」
リ「おっ…と」
その言葉を信じるように私はリムル様を抱き締めた。
リムル様も優しく抱き締めてくれた。
「私もリムル様大好き…」
リ「ふふっ」
「おばあちゃんになっても一緒に居てねっ」
リ「！…もちろん」
「えへへっ」
リムル様にどんな気持ちで、どんな覚悟で
私に接してくれてるのかは分からない。
クレアのこともあって私も心を乱されるけど、
リムル様は私の味方だって分かる。
心の底から…
そう思える。
「！」
でも…この懐かしさや感情は、
本当に私のモノなのだろうか。
私は本当に私なの？
リ「どうした？」
「…」
それとも前世の私？
リ「A…？」
「あっ、ううん！何でもないよ！」
悪い未来ばかり想像してしまう。
もしかしたら今の私はいつか前世の私のものになって、
完全に乗っ取られてしまうんじゃないかって。
今の私が消えて、
リムル様が幸せになるような未来が…。
リ「よしよし」
「！…」
それは…嫌だな。
私だってこんなにリムル様が好きなのにっ。
いくら前世の私でもリムル様を取られるのは嫌だ…。
お願い。
私からリムル様を奪わないで。
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天！ - 今後どうなっていくんでしょうか！？とゆうか、続編を作ってくださりありがとうございます！ (2021年11月12日 1時) (
レス) @page50 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
パンコッペ(プロフ) - リムルの反応か可愛すぎて悶えたり 急にしゅんってなったり百面相しながら見させていただいてます(笑) これからも楽しみにまってます (2021年11月4日 18時) (レス) @page14 id: d2a0179067 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - これから夢主とリムルがどうなっていくのかすごい気になります！あと、私は読みながらずっと鼻すすってないてます、、これからも頑張ってください！ (2021年11月4日 1時) (レス) @page14 id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
人形ｸﾝ(プロフ) - この先2人がどうなるのかとても楽しみです！！続編ありがとうございます！！応援してます！！！ (2021年11月3日 22時) (レス) id: 503f37ac78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年11月3日 21時
