note 395 ページ46
***
中野ちゃんとの旗振り演舞も上手く決まり、
団員たちも今までにないくらい一生懸命頑張っていた。
白組の子たちからは名指しで応援されたりして
ちょっと恥ずかしかったけど嬉しかった。
『これで応援を終わる!ありがとうございました!』
「ありがとうございました!」
中「ありがとうございました!」
応援が終わると静かに団長に続き退場。
私と中野ちゃんは最後に旗を振り観客に
深くお辞儀をしてから退場した。
母「はぁっ…」
父「うっとりしてるの?」
母「なんか嬉しくてつい」
父「ふふっ。なっちゃんも喜んでるよね」
母「うん」
ド「白組良かったなー」
乾「社最強だった」
三「女だけってのもありだなっ」
退場してからすぐに皆で写真撮影したり、
次の種目の準備をしていた。
私は早めに準備が終わった(というか終わらせた)ので、急いで佐野くんたちが居るであろう木陰にこっそり向かった。
マ「次なんだー?」
コ「1年の競技みてーだぞ」
マ「えー?暇じゃん」
春「…」
「さーのーくん!!」
マ「!」
コ「あ」
春「!?」
私は後ろから静かに近付いて佐野くんに手で目隠しをした。びっくりした佐野くんがビクってなってて可愛い!
マ「え、え!?A!?」
「うん!」
マ「あー!!」
私の手を掴みながら振り返った佐野くん。
サングラスを少しずらして私の顔を確認すると
ギュッと抱き締めてくれた。
私はそのサングラスずらす仕草とか格好とかにキュンキュンしてニヤケが止まらなかった。
マ「なんだよ来てくれたのかよー!」
「佐野くんに早く会いたくて!」
マ「あー可愛い…!!」
コ「よぉ社」
春「ふん」
「ココくんと三途くんも来てくれてありがと!」
コ「よく分かったな俺らのこと」
「私の佐野くんレーダーに間違いなし!」
マ「俺もAレーダービンビン」
「佐野くんが言うとえっちだからやだ!」
マ「はぁッ?」
春「来て早々うるせぇなお前。その調子なら体育祭全部勝ち出来んじゃねーの?」
「任せて!」
マ「Aファンサしてねファンサ」
「ファンサ?」
マ「うん」
「えー恥ずかしいからやだよっ」
マ「いーじゃん!」
コ「ファンサは危険じゃね?他の奴が俺かもって勘違いすっかもしんねーよ」
マ「ハッ!それはマズイ!」
***
387人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sちゃん(プロフ) - もふゆさん» もふゆさんコメントありがとうございます!愛読めちゃくちゃ嬉しいです(;_;)頑張りますね!! (2021年10月12日 12時) (レス) id: 445c9760d6 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 本当に好きです!ずっと読みます、愛読してます、これからも頑張って下さい、応援してます! (2021年10月11日 0時) (レス) id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年10月10日 22時