note 368 ページ19
***
「佐野くん起きて！朝だよ！！」
マ「うー…」
次の日。
昨日の事はよく覚えてないけど、
起きてみたら佐野くんが隣に居たことが嬉しくて、
私は朝から舞い上がっていた。
マ「熱は…」
「ない！」
マ「ほんと治んの早すぎ…」
「うんっ！きっと佐野くんのおかげだよ」
マ「んー…もうちょい寝ようよ…」
「おわっ」
起きるのを嫌がった佐野くんに
また布団の中に引き込まれてギュッと抱き枕にされた。
そして私の胸元に顔を埋めながらスヤスヤと二度寝した。
それが可愛くて私は時間が許される限り
佐野くんの寝顔をずっと眺めていた。
なんでこんなに可愛いのかなぁ。
母性本能めちゃくちゃくすぐられる。
マ「…」
「…」
あーやっぱり熱ある事にして学校休もうかなぁ。
ズル休みはあまりしたくないけどでも佐野くんと
もうちょっと一緒にいたい。
母「Aー？入ってもいい？」
「あ、うん良いよ」
母「お邪魔します」
「おはよお母さん」
母「おは…佐野くん寝てるの？」
「うん、ずっと傍に居てくれたの」
母「そっかそっかぁ(この組み合わせほんとに良い…)」
「お母さんが連絡してくれたの？」
母「うん。メールしてみたら今から行きますって連絡来て、夜中にわざわざバイクで来てくれたの」
「そーだったんだ…佐野くんありがとねっ」
マ「…」
「ふふっ」
母「熱は？まだありそう？」
「あはは…無いんだけど…」
母「？」
「さ、佐野くん起きるまで一緒に居たいなぁ、なんて…」
お母さんに恐る恐る思ってた事を話してみた。
恥ずかしくて顔が熱くなる。
母「…へぇ〜？」
「な、なに」
母「んーん笑 じゃあ午後から行けば？」
「えっ！良いの？」
母「熱出たのは事実だし、様子見ってことで学校に連絡してあげます」
「ありがとうお母さん！」
母「ふふっ。佐野くんの分のご飯とお礼下にあるから起きたら2人で食べてね。お母さんたち仕事行ってくるから」
「うん！」
母「それじゃ、ごゆっくり〜」
「はぁい」
お母さんはニコニコしながら部屋を出て行った。
母「これでもうすぐ可愛い孫の顔が拝める！グッジョブ私っ」
父「何してるの？」
母「未来の孫のためにアシストして来た」
父「…え？」
母「さー仕事行くよ〜可愛い娘のために働くの〜」
父「！…ふふっ。はいはい」
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sちゃん(プロフ) - もふゆさん» もふゆさんコメントありがとうございます！愛読めちゃくちゃ嬉しいです(；＿；)頑張りますね！！ (2021年10月12日 12時) (
レス) id: 445c9760d6 (このIDを非表示/違反報告)
もふゆ - 本当に好きです！ずっと読みます、愛読してます、これからも頑張って下さい、応援してます！ (2021年10月11日 0時) (レス) id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年10月10日 22時
