episode371 ページ22
***
木「やっと俺の井上ちゃん…」
「ふふっ」
木「もーどんだけ待ったと思ってんの！」
「待っててくれてありがとう」
木「ん！でもやっぱり井上ちゃんが1番だ！」
「私も木兎くんが1番好き！」
木「よし！じゃあ結婚するか！」
「ん！？そこまで行くの早くない！？」
木「じゃあ結婚前提に付き合って！」
「い、いいけど…」
木「ほら結婚じゃん！」
「いやいやいや！まだだよ！」
木「もーすぐ結婚しようよ！」
「まだー！！」
木「んじゃ井上ちゃんが大学卒業したら〜！」
「あと4年待ってくれるってこと？」
木「首長ーくして待ってる！」
「ふふっ、期待してるねぇ」
木「あ、何その顔！言っとくけど俺は別れたりしないからな！」
「私だって！てゆーか、付き合ったことないから何したら別れるとか知らないし」
木「ハッ！そっか！井上ちゃん俺が初カレか！？」
「YESYES！」
木「はーー俺の時代が来たー！！！試合には負けたけど人生の勝ち組だ俺！」
「ん？」
木「とにかく！これからよろしくなっ！！」
「はい！よろしくお願いします！」
私達が挨拶すると、
周りの学生達が拍手を送ってきた。
「えっ！？」
『おめでとー！！！』
『あれ木兎じゃん！よ！男だな！！』
『井上ちゃんだよなアレ！？くそぅ…羨ましいぞ木兎ー！！』
木「おおっ！ありがとなー！！」
「あははっ」
私は恥ずかしくて木兎くんの後ろに隠れた。
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年8月8日 23時
