episode363 ページ14
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梟谷は3回戦も見事に突破した。
その強さは本物だと感じさせられる。
成「井上目大丈夫?」
「うん、やっと落ち着いてきた」
成「まさか木兎に感動して泣くとはねぇ」
「なに」
成「なんでもないですその目怖いですでも好き」
「ふん」
成「で、次メインアリーナでしょ?」
「うん、また席取りしなきゃ」
成「OK」
私と成瀬は急いで荷物をまとめて
メインアリーナに向かおうとした。
けどその途中。
木「あ!!井上ちゃん待った!!」
「えっ」
成「おっと気付いてたのかな?井上先に席取っとくね」
「あ、うん!」
木「井上ちゃん!」
「はい!?」
ユニフォーム姿の木兎くんに腕を掴まれた。
終わってからすぐ出てきたのかな。
木「勝ったぞ!」
「うん!見てたよ!おめでとう木兎くん!」
木「あんがと!でもなんで泣いてたんだ?」
「えっ」
木「しかも笑ってたし、俺それが気になってしょーがなかった!」
「あ…」
木「何かあったの?大丈夫?」
「木兎くん…」
そっか、泣いてたり笑ってたりしてたから
心配してきてくれたのか。
私は木兎くんにまたハグをした。
木「え?」
「木兎くんってホント優しいね!」
木「井上ちゃんにはな!」
「ふふっ」
木「で?なんで泣いてたの?」
「んーとね、木兎くんがかっこよ過ぎて泣いてた」
木「まじ!?」
「まじなんだよね」
木「俺ついにそのレベルまで来た!?井上ちゃん!」
「私も気づいたら泣いてたからびっくりしたよ」
木「つまり、俺に惚れてるってことだな〜??」
「それは教えなーい」
木「え!?なんで!?」
「だって試合まだ残ってるでしょ?」
木「あ!勝ったら教えろよ!」
「ふふっ、決勝までいけたらいいよ〜」
木「絶対勝つ!!」
「うん!次も応援してるよ」
木「あー好き!!」
「私もっ!」
***
すみません
間違ってサブアリーナでの戦いにしてしまいました。原作はメインアリーナなので申し訳ないです。
気にせず読んでください。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年8月8日 23時