デビュー75 ページ27
***
「…」
その後、
私はバレー練習に参加せず、
合宿所の外でのんびりしていた。
今日は疲れたからとにかく1人になりたかった。
「はぁ…」
もやしメンタル。
大根になるにはまだまだかかりそうだ…。
自虐の嵐。
こういう時こそ甘い物とかお菓子食べたい。
かといって今から買いにで…いや待て。
買いに行こう。こっそり。
「ここから近いコンビニは…10分」
よし、気分転換がてら行きますか。
待ってろよーお菓子たち！
私はそのまま携帯片手にコンビニへと向かった。
細い道も多くて迷いそうだったが、
最新テクノロジーの力を借りればこんなもの
ちょちょいのちょいで迷わず行けるのさっ。
完璧なまでに地図アプリを頼り、
コンビニへと到着した。
「都会のコンビニすごいな」
田舎とは全然違ってビルの中にあった。
しかも新作スイーツやお菓子もちゃんと用意されてる…さすが都会。
『以上で1260円になります』
「お願いします」
携帯に入っているSui〇で買い物を済ませた。
電子化最高である。
「たはぁー！いっぱい買えた！」
ご飯食べ終わってから食べよっと！ふふっ。
そうしてきた道を戻って帰っていたところ、
合宿所付近で知らない男の子達とすれ違った。
「ふんふん〜」
男「えっ！今の子めっちゃ可愛くね？」
男2「ちょっと声かけようぜ！」
「あっとすっこし〜バレずに行けてよかった！」
男「ねぇキミ！」
男2「ちょっといいかな？」
「えっ…」
私を引き止めてきたのはさっきすれ違った
2人組の男の子達だった。
まぁ見るからに歳上そう。
チャラいし。
「…なんですか」
男「いやぁめっちゃ可愛いなと思ってつい話しかけたくなっちゃったんだよね！」
男2「そーそー！君ここら辺の子？」
「家は宮城にあります。今は部活の合宿中で…」
男「え！てことは高校生とか？」
「はい」
男2「えー！随分大人っぽいんだね！」
「…」
男「そんな怖い顔しないでさ、ちょっとお兄さん達と遊ばない？」
男2「ここまでまた送ってくるからさぁ！」
「…これからご飯なので、お断りします」
男「合宿所の飯くらいどうってことないって〜」
男2「もっと美味しー店知ってるし行こうよ！」
「あ、ちょっ…やめてください！！」
片方の男が私の腕を掴んできた。
***
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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、良ければ全員分の落ちとか見れたら嬉しいです！更新楽しみにしてます！ (8月5日 3時) (
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2021年4月23日 3時
