月詠姐さんから見たら私は変人? ページ7
月詠side
わっちは吉原の見回りをしていた。
すると、少し先の方で柄の悪い男達が数名。まぁ、様子を見てみても損はないじゃろう。
こういう輩程、騒ぎを起こしやすいものじゃ。
いつも通り、遊女達は男達を勧誘する。すると、男は遊女の手を払いのけた。
男『_な!下衆が!貴様らの様な安い女を買いに来たわけではない』
『この遊里に《日輪》という江戸一番の花魁がいると聞いた。倒幕の志士としては是非傾国の美姫に酒をついでもらいたいものではないか』
明らかな侮辱の言葉、仕事柄こういうこともある。《日輪》は誰にも手が届くことは無いじゃろう。
_ここまではまだ許されること。
遊女が男に向かい、
“日輪様がアンタらみたいな田舎侍、相手にするかい”
そう言った瞬間、男が遊女に掴み掛かった。
しかし、遊女もめげず
”此処は女の国だ”
と、告げた。
ここでわっちは気配を消すのを止め、近くの建物に寄り掛かり煙管を吹かす。
すると、向こうは此方に気が付いたようで、“いくらだ” と聞いてきた。
月『…わっちを買いんすか?』
男『いくらだ、申してみよ』
月『お代ならもうもらいんした』
わっちはお代の代わりに男の腕を斬り落とした。
すると、男達が刀を構えこちらに向かって斬りかかろうとする。
それをクナイで迎え撃ち、一掃した。
_吉原で騒ぎを起こす奴は消す、其れが吉原の番人としての役目。
月『ぬしら薔薇にはそっと触れねば、棘が刺さるぞ』
そう告げ、煙管を吹かしていると白髪の娘の姿が目に入った。
(制服を着ている。年齢は15,16程であろうか。)
すると、その娘はにこっと笑い立ち去ろうとする。じゃが、わっちはその娘を引き止めた。
月『そこの白髪の娘待ちなんしお主、此処でなにをしておる。此処はお主の様な齢の者が来るところではないぞ』
そうじゃ、この齢は男なら今まで何度かはあった。しかし、娘は初めてじゃ。
しかも、制服である為、余所者である事が分かる。
さらに、リュックを背負う姿はあまりにこの街に不釣り合いだ。
そう告げると、娘はとても不思議そうな顔をしていきなり何かに気が付いたように
「あの、少し待って下さいね!」
と言い、リュックの中を探し始めた。
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ヤクルト←《高杉 絶対飲めよ?(殺)
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莉奈(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます!いえいえ、私には文才なんて備わって無いですよ笑みかんさんの小説にはかなわないです!更新頑張ります! (2015年10月24日 21時) (レス) id: a4a25351b1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 私の小説見てくださって、ありがとうございます! そのお返しと言っちゃあれですが、読ませていただきました! 私の小説より、何倍もの文才あるんですか!?ってなりました← 更新頑張ってくださいねー! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 80c6e9121a (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - ABCさん» ありがとうございます!更新頑張りますね(≧∇≦) (2015年7月16日 22時) (レス) id: a4a25351b1 (このIDを非表示/違反報告)
ABC - 面白いです!更新頑張ってください (2015年7月16日 20時) (レス) id: 2ab1a4bdc6 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - はるかさん» はるかさん、ありがとうございます! (2015年7月8日 23時) (レス) id: a4a25351b1 (このIDを非表示/違反報告)
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