出逢い ページ2
Hidaka side
Aちゃんとの出逢いは、突然だった。
少クラの収録の日、いつもと変わらずメンバー達と楽屋でワイワイしながら待機していた。
今日は那須と龍我がいつも以上に楽しそうにしている。
今日も仲良いな〜と思いながら2人の方を見ると、那須の携帯を見ながらニヤニヤしていた。
ついに彼女でもできたのか?と思い
「那須、何ニヤニヤしてんだよ。彼女でもできたか??」
といつものテンションで那須に絡みに行った。
すると那須は全否定をした。
那須「違ぇよ!!姉ちゃんだよ!姉ちゃん!!今日お母さんと2人で少クラの収録に来るんだって。だから嬉しさと恥ずかしさでニヤニヤしてただけ!」
なんだ、彼女じゃないのか〜でも那須のお姉ちゃんに会ったことないから顔も何も知らないんだよな、ちょっと会ってみたいかも。
何だかちょっと、今日の収録が楽しみになった。
龍我「那須のお姉ちゃんってまじで可愛いんだよ!!顔は那須に似てるんだけどね!雰囲気とか身振りとかがフワフワしてて可愛いの!俺大好きなんだよな〜〜。」
龍我がそんなに流暢に女の人のことを話すところを見たのは初めてだったのでビックリした。
「龍我は那須のお姉ちゃんに会ったことあるんだ?」
那須「龍我だけじゃなくて、浮所以外のみんな、多分会ったことあるよ!前、浮所が風邪ひいて遊べなかった時、みんなでご飯食べに行ったから。」
何それ、ずるい。俺以外のみんなは那須のお姉ちゃんに会ったことあるんだ。俺だけないんだ。
「何だよ、俺だけ仲間外れかよ〜!今度お姉ちゃんに会わせてね!!絶対俺のこと一番好きにさせる!!」
いつもの負けず嫌いが出てしまい、変な意地を張ってしまった。
那須「あ、ちなみに俺の姉ちゃん浮所が一番好きって言ってたよ。」
え?そうなの?やった〜〜〜!!嬉しくてジャンプしながら喜んでたら楽屋のドアが空いた。
「準備お願いします。」
スタッフさんに呼ばれて俺達は楽屋を出た。
那須「てか俺今日、姉ちゃんと買い物行くから俺が終わるまで楽屋で待ってるように言ってあるから、楽屋くるよ。」
「え?そうなの?じゃあ挨拶しなくちゃ!那須くんをいつもお世話してます!ってね笑」
那須のお姉ちゃんは俺のことが好き、と聞いていつも以上にやる気が出た。
よし、今日も収録頑張ろう。
那須のお姉ちゃんに早く会いたいな。
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作者名:ちなもん | 作成日時:2019年3月4日 1時