first love 8 �� じろーくん ページ8
( y . i )
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リビングのソファに三郎と二人で腰掛け、
録画していたアニメを観ていたら廊下の方から足音が聞こえた
恐らく二人分の
「 見送りすっか 」
「 これ止めときますね 」
「 お、さんきゅ 」
彼がリモコンを操作し映像を一時停止させるのを確認してから
一緒に玄関へと向かう
「 あ、一郎さん、三郎くん 」
「 今日は有難うな 」
「 私の方こそ有難う御座います！
クッキーすっごく美味しかったです 」
「 ほぼ御前食ったもんな 」
「 う、うるさい！ 」
「 御前の声の方がうっせーよ 」
「 誰のせいだと…！ 」
ばし、と軽く二郎の背中を叩いたAちゃん
「 いって、暴力反対 」
「 ゴメンネー、手が滑った 」
「 ふは、思ってねーだろ
つか嘘ってバレバレ 」
驚く程の棒読みで告げながら
顔の前で手を合わせて彼を見つめる彼女
しかしいつも短気のハズの弟は怒らない所か笑っている
…ホント仲良いんだな、兄ちゃん嬉しいぜ
弟にこんなにいい子の友達が出来るなんてよ
「 い、いち兄 」
と不意に二人に聞こえないような小声で三男に呼ばれた
なに、と此方もつられて小声になる
「 ホントにただの友達なんですかね 」
「 実際そうだろう 」
「 けどはたから見たらカップルですよ 」
「 それは言うな三郎、兄ちゃんも思ったけど 」
そう、三郎の言う通り二人は " 友達 " というより " 恋人 " に見える
そもそも二郎が友達とはいえ女の子を家に連れてきたのは初めての事
そして彼女と話す彼の表情は凄く楽しそうだ
いわゆる、恋してる顔に見える訳で
それは二郎だけでなくAちゃんも然り
「 じゃあ…一郎さん、三郎くん、今日は有難う御座いました 」
「 おう、気をつけて帰るんだぞ 」
「 寄り道しちゃダメですよ 」
「 あはは、そんな事しないよ 」
ローファーを履いて
玄関のドアをガチャ、と開ける
そして、さようなら、また明日、と俺達に手を振り
二郎の方へと顔を向けた
「 ばいばい、じろーくん 」
「 おう、またあし ___ え？ 」
「 ま……、また学校でね！ 」
「 え、あ、…お、おう 」
Aちゃんがドアを閉めて足音が遠ざかった後も
まだ顔を耳まで真っ赤にしてあわあわする次男
ん？あれ、そういえば…
確か来た時は 『 山田くん 』 って呼んでたハズ
っつー事は、あー……成程な
「 青春してんなぁ 」
.
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お も ち .(プロフ) - みっぴさん» 早く付き合わせてあげたいです…。有難う御座います、更新頑張ります！ (2018年11月18日 22時) (
レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 可愛く書けてましたか？安心しました… (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 楽さん» そう言って貰えて嬉しいです…！ (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
みっぴ - はよ付き合ってしまえｪｪｪｪｪｪ!!!更新頑張って下さい!!! (2018年11月4日 8時) (レス) id: f7ba867b23 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - さぶろー、きゃわたん。 (2018年10月30日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お も ち . | 作成日時：2018年9月28日 18時
