first love 6 �� 初対面 ページ6
( y . s )
.
「 ただいまー 」
「 お、おかえり三郎 」
「 いち兄！帰ってきてたんですね 」
「 ついさっきだけどな 」
「 お疲れ様です！ 」
運動靴を整え、いち兄の傍へ駆け寄る
恐らくシャワーでも浴びたんだろう
濡れた毛先に首へ雑にかけられたタオル
こ、これぞ水も滴るいい男…！
「 たでーま 」
いち兄に見惚れていたら
ガチャ、とドアが開き聞き慣れた低脳の声が聞こえた
「 おかえりじ ___ 」
「 おい低脳、ただいまだ…、ろ 」
背後へ振り向くと、
二郎こと低脳、そして
「 あっ、お…、お邪魔します 」
次男が通う高校と同じ制服に身を包んだ、
清楚系の可愛らしい女の人がぺこり、と二郎の後ろから頭を下げる
「 御前彼女出来たのか、良かったな！
可愛らしい子じゃないか 」
「 えぇ！？ち、違うよ兄ちゃん！ 」
「 ？ 」
「 ただのクラスメイトで、女友達だよ！！
彼女なんてそんな…！ 」
さすが童○
彼女と言われただけで耳まで顔を真っ赤に染めている
…でも彼女じゃないんだ、そりゃそうだよね
てっきり僕も彼女が出来たのかと思ったよ
「 あはは、山田くん凄く照れてる 」
「 はぁ！？
照れてねーし！ 」
「 えぇ〜？ 」
にやにやと意地悪そうな笑みを浮かべる女性
「 りんごみたいに真っ赤だよ？ 」
「 だからちげぇって！！！ 」
「 ふふ、はいはい。ごめんね 」
恥ずかしさの余りぎゃーぎゃー騒ぐ兄を軽く流し
彼の前へと出れば僕といち兄の方をちらり、と見てきた
「 高崎Aです
いつも二郎くんにお世話になってます 」
そう言って先程よりも深くお辞儀をする
可愛らしい上に、
こんなに礼儀正しい人が二郎の友達なのか…？
「 いいえ、此方こそ二郎が世話になってるみてェで有難うな
良ければこれからも仲良くしてやってくれ 」
「 もちろんです 」
「 嗚呼、そういや自己紹介がまだだったな
俺は山田一郎、気軽に一郎って呼んでくれりゃいいぜ 」
ほら、と言って僕の背中を軽く叩くいち兄
小さく一歩前に出て
A…、さんの顔を見つめる
「 山田三郎…、三郎って呼んでくれたらいいです 」
「 う〜ん……さすがに呼び捨ては出来ないので…、一郎さん、三郎くん 」
にこ、と優しい笑顔を浮かべる彼女
そして、いち兄の
「 是非上がってくれ 」
という言葉に、お邪魔します、と玄関に上がり
ローファーを綺麗に並べた
.
first love 7 �� 嫉妬→←first love 5 �� 放課後勉強会
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お も ち .(プロフ) - みっぴさん» 早く付き合わせてあげたいです…。有難う御座います、更新頑張ります！ (2018年11月18日 22時) (
レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 可愛く書けてましたか？安心しました… (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 楽さん» そう言って貰えて嬉しいです…！ (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
みっぴ - はよ付き合ってしまえｪｪｪｪｪｪ!!!更新頑張って下さい!!! (2018年11月4日 8時) (レス) id: f7ba867b23 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - さぶろー、きゃわたん。 (2018年10月30日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お も ち . | 作成日時：2018年9月28日 18時
