first love 21 �� 言葉で ページ21
( y . s )
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二郎に勉強を教える為に来ていた一週間とは異なり
今日はリビングで僕、いち兄、二郎、Aさんの
四人で色んな事を話した
とはいえ僕達と彼女の共通の話題といえば低脳しかないわけで…
ほぼ八割は彼奴の話で盛り上がった
「 じゃあ、俺駅まで送ってくるよ 」
「 おう、またな、Aちゃん 」
「 また遊びに来て下さいね 」
「 はい、また来ます！ 」
にこ、と明るい笑顔浮かべながら手を振る彼女
次男と共に扉の向こうへ消えたのを確認し、
僕といち兄は振り返していた手を下げる
「 ……で、三郎 」
「 なんですか？ 」
「 Aちゃんと何かあったのか？ 」
「 うぇっ、！？ 」
突然投げ掛けられた問いに思わず変な声が出た
「 ただの勘なんだけどよ、
御前があんな風に笑う…というか、微笑むのは珍しい気がして 」
「 …いち兄には何でもお見通しですね 」
「 はは、ンな大した事じゃねェよ 」
「 実は、… 」
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もう帰ってきてもおかしくない時間だけど、
恐らく駅で直ぐ別れずに話が盛り上がってるのだろう
未だ二郎が帰ってこない状況は
あの日、Aさんとあった出来事をいち兄に話す、
今の僕にとって好都合だった
「 そういう事か 」
「 Aさんはお姉さんみたいな、そんな存在で…
だから、彼女を泣かせた二郎に物凄く苛付いたんです 」
「 成程な 」
「 ごめんなさい… 」
「 ？ 」
「 いち兄が困ってたのは分かってたんです
家の中の空気がいつもと違う、って
でもそれは僕が子供過ぎた所為だから… 」
未だ言葉が言い終わらない内に、頭にぽん、と何かが乗せられた
それはよく知っている感触、
大好きな、大好きないち兄の手
「 ばぁか、三郎はまだ子供だろう 」
「 … 」
「 それだけAちゃんが、友達が大事だったんだ
俺が御前の立場だったとしても、同じ事二郎にしてたと思うぜ 」
「 え…？ 」
「 でもな三郎、態度だけじゃ分からない
ちゃんと言葉で言ってやれ 」
そういって髪をわしゃわしゃ、と少し乱雑に撫で回される
「 …はい 」
「 よし！ 」
に、と明るい笑顔を浮かべる彼
…そうだ、態度だけじゃ分からない
ちゃんと、言葉で
言葉で叱ってやらないと ___
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お も ち .(プロフ) - みっぴさん» 早く付き合わせてあげたいです…。有難う御座います、更新頑張ります！ (2018年11月18日 22時) (
レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 可愛く書けてましたか？安心しました… (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 楽さん» そう言って貰えて嬉しいです…！ (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
みっぴ - はよ付き合ってしまえｪｪｪｪｪｪ!!!更新頑張って下さい!!! (2018年11月4日 8時) (レス) id: f7ba867b23 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - さぶろー、きゃわたん。 (2018年10月30日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お も ち . | 作成日時：2018年9月28日 18時
