first love 15 �� ヘタレ兄貴 ページ15
( y . s )
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Aさんを駅まで送り、
帰りに朝買いそびれたプリンを同じコンビニで買い
そこから数分歩けば家へと辿り着く
「 お、おかえり 」
「 ただいま、いち兄
遅くなってしまってすみません… 」
「 何処か行ってたのか？ 」
「 は、はい、ちょっと… 」
「 へぇ、ダチか？ 」
「 えっ、あ、はい、友達と！ 」
さすがにAさんと、なんて言えない
んん…、いち兄に嘘をついてしまった…
ごめんなさい
「 あ、まさか晩飯もう食っちまった？ 」
「 いえ、食べてないです 」
「 そうかそうか、良かった
丁度さっき出来たところでよ、早く食おうぜ 」
そう言っていち兄は机の上を指差す
見てみると其処には唐揚げの山
そしてごはん、味噌汁、サラダがきっちり三人分用意されていた
急いで買ってきたプリンを冷蔵庫に入れて、手を洗う
「 よし、揃ったな 」
「「「 いただきます！ 」」」
「 おい三郎 」
「 なんだよ 」
「 茶取って 」
隣にいる低脳が偉そうに言ってきた
座る席は大体決まっていて
僕と此奴が隣同士、いち兄は向かい側
因みにどっちの前に座るか、という事で何度も喧嘩した為僕達の間となる位置
「 は？無理 」
「 あァ？ 」
「 そのくらい自分で取れよ、手伸ばせば届くだろ 」
「 御前の方が近いだろうが 」
「 僕今唐揚げ食べてるんだけど？
わざわざ低脳の為に箸を止めろって？ 」
「 うぜェ 」
「 あっそ、勝手に言ってろ 」
「 こら、喧嘩すんじゃねぇ
ほら二郎、茶 」
ペットボトルを手に取り低脳に差し出すいち兄
…はぁ、今日は普段以上にイライラする
いつも此奴にはムカついてるけど
それより何倍も、何十倍も苛付く
声を聞くだけでも嫌だ
「 ……ご馳走様でした 」
「 えっ、もういいのか？三郎 」
「 まだ唐揚げ残ってるぞ 」
「 ちょっと今日スイーツバイキング行って食べ過ぎてしまって… 」
「 あ、嗚呼…そうか 」
「 すみません、お風呂入ってきますね 」
両手を合わせ
空になった皿やコップを流し台へと運ぶ
そしてそのまましっかりと丁寧に洗ってリビングを後にした
「 ……… 」
彼奴の声を聞くと嫌でも浮かんでくる
子供の様に泣きじゃくっていたAさんの姿が
「 ……泣かしてんじゃねェよ 」
二郎が彼女を好きな事なんてとっくに気付いてた
…好きなら、
好きなら泣かすなよ、ヘタレ兄貴
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お も ち .(プロフ) - みっぴさん» 早く付き合わせてあげたいです…。有難う御座います、更新頑張ります！ (2018年11月18日 22時) (
レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 可愛く書けてましたか？安心しました… (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 楽さん» そう言って貰えて嬉しいです…！ (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
みっぴ - はよ付き合ってしまえｪｪｪｪｪｪ!!!更新頑張って下さい!!! (2018年11月4日 8時) (レス) id: f7ba867b23 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - さぶろー、きゃわたん。 (2018年10月30日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お も ち . | 作成日時：2018年9月28日 18時
