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妹 8 ページ9

電車が来ると、たくさんの人たちが乗っているのが窓越しに見えた。




の、乗れるのかな…?



ドアが開くと、人が出るのを待ってから乗った。





でも…、き、キツい……





満員電車でたくさん人が乗っているからとても窮屈だ。





それに、部員や他の人と体があたってて恥ずかしい…






電車が発車すると皆コソコソと何か話し始めた。








自分も話に加わろうと体を傾けると…






電車がグラッと揺れた。







貴『わぷっ……』








身長が低く、つり革まで手がとどかなかったから身体を支えるものがなかった。





そして、



貴『す、すみませんっ黒尾さん…』




黒尾さんにぶつかってしまった。





黒「ダイジョーブ。なんなら、掴まってていいよ」




貴『あ、ありがとう…ございます!』






黒尾さんのどこを掴もうかと迷っていると、黒尾さんから手を繋いできてくれた。




貴『わっ…////』








その後もずっと降りる駅まで繋いでてくれた。




ドキドキが脈を伝って聞こえそうで気がきでなかった。

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作者名:青じそ | 作成日時:2020年3月16日 0時

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