【REBORN!】最恐なお姉ちゃん。-7- (ページ24)

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213話ページ24

ディーノside

桃巨会の壊滅後、リボーンがAに会いに行けと言うから何故だと聞くと｢報告してこい。理由は後でわかる｣とだけ言って俺は並校へと向かった。

部下達と共に校門で待っていれば、校舎の三回の窓から飛び降りた少年がこっちに歩いてきた

えーっと、確かこいつは昨日部下の一部をボコった一人だった筈。警戒心とまではいかないが、一度こっちはボコられているので要注意する

それに気づいたのか、少年は笑って｢そう警戒しないでください｣と門を開けながら言った

｢ディーノ様ですね？会長がお待ちです｣

｢...ああ。部下も連れていっていいのか？｣

｢ご自由に。しかし、会長は群れるのが嫌いなお方なので二、三人程度でお願いします｣

｢分かった｣

付き添いはロマーリオともう一人。部下を連れて案内された場所へと向かう。

暗い廊下を少し進むと、一つだけ明かりがついた部屋が見えてきた。

その部屋の前に着くと、コンコンとノックを二回繰り返し少年は｢会長、ディーノ様をお連れしました｣と言ってドアを開けた

その瞬間、

｢うおおおりゃああ！｣

｢っ！｣

思いっきり俺の顔を目掛けて目に見えない速さで拳が向かってきた頃には、気づけば少年が片手でそれを止めていた

｢藍、何の真似だ｣

｢...むー、何で止めんのよ一樹！後ちょっとでそいつの顔面凹ませたのに！｣

｢何しようとしてんだよテメェ。客に手ぇだす奴が何処にいる！｣

｢ぐほっ！｣

ピンク色の髪の少女の頭に拳骨を落とす少年に呆然とする。さっきとは打って変わって性格が変化しているのだ。なんだこれ、え？

｢うちの妹が大変ご迷惑をお掛けしました。ほら、謝れ｣

｢ちっ...ごめんなさーい｣

｢(舌打ち...)いや、隙を見せたオレの方こそ悪い。危うく顔が潰れるところだった｣

｢ホントすいません｣

ペコペコと頭を下げる少年と反省する気がない少女をお互い見てみる。確かに、顔つきは似て入るが...性格が真反対だ。いや、一緒なのか？

｢一緒だよ｣

｢え？｣

｢その二人は顔も性格も一緒だ。違う所と言えば、好みが違うね｣

｢ちょ、会長！？｣

部屋の一番中奥の窓側にオフィスの椅子に座りながらAがこっちを、俺を見て言った

｢いらっしゃい。まあ座りなよ。一樹お茶入れて｣

｢わ、わかりました｣

恐る恐る部屋に入り、Aが指さしたソファに座った。