【REBORN!】最恐なお姉ちゃん。-7- (ページ11)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:138,445 hit

200話突破！ページ11

帰りは黒い車、ベンツで家まで送ってもらった。

流石と言うべきか、長官という地位に付けばこんなものは普通になる。現に、私だってそうだ

｢着きましたよ｣と運転手が並校の前で止めた。ドアが開くと地面に足をつけ、車から降りる。ご苦労様と一樹が声をかけ、私達は校舎へ入っていった

会長室を開け部屋に入ると、ソファのから寝声が耳を掠った。誰のか、と問えばそれは藍だ

男二人を警視庁まで運んでもらって先に帰らしたのだ。案の定疲れが溜まっていたので休ませたらこれだ

一樹に起こさないように言うと、目を丸くして...しかし笑って頷いた。

その態度に首を傾げるが、あまり興味が無いので気にしなかった。

｢会長、今日もお疲れ様でした｣

｢君もね。さっきは無理を言って済まなかったね｣

｢いいえ。それが俺の役目ですから｣

さっき、とは沢田家から男を連れ出すことだ。私の家に汚らわしい奴を入れたくはない、それに母さんに接触指せるのは許せなかったんだ

まぁ結果的に捕まえて財布を取り返したから一件落着なんだけどね

｢あ、そうだ。会長、家にお戻りになられる際、弟君に今回の事について手短にご説明をお願いします｣

｢分かってるよ、大方綱吉が納得してなかったんでしょ｣

｢ええ、本当は俺が説明する筈だったんですが...すみません｣

｢謝る事は無い、君はちゃんとやってくれたんだ。それぐらいは私がするよ｣

だから、君も今日はお休んだらいい。そう言うとまた一樹は笑って頷いた

学校を出て家へ帰ると、綱吉達、いわゆるイツメンがリビングに集合していた。

｢あ、おかえりお姉ちゃん！｣

｢ただいま。母さん、｣

｢なぁに、Aちゃん｣

ポケットから母さんの財布を取り出して差し出すと、まぁ！と驚いて声を上げる母さんに事情を説明した。

｢そうだったの、取り返してくれてありがとねAちゃん！｣

｢あー、だからあの時一樹さんが男の人を連れていったのかぁ(犯罪者を家にいれるとかオレ何してんだよーっ！！)｣

｢言っただろツナ、後でわかるってな。｣

｢う、うん｣

綱吉たちが理解出来たみたいだ。｢A！A！オレっちと遊ぶもんね！！｣と膝の上で暴れる牛を撫でながら、笑顔が似合う”家族”を視界に映したのだった

(んで、そいつらどうしたんだ？)

(絞め殺したに決まってるだろ。その後は長か...警察にぶち込んできたよ)

(今なにか言いかけた気が...)

(あー、Aちゃん可愛かったなぁ)

(やめろロリコン)