繋いだ手と道と【おそ松さん】

第九歩・・七味 ページ10

「噓でしょ…。」

電気代の通知を片手に固まる。

この夏いっぱい、勉強ばかりでずっと家にいた。

勿論、その間エアコンはつけっぱだったし、
今年の夏は猛暑だったからエアコンの温度も相当な温度に下げていた。

「だからって、こんなに高いなんて…。」


通知には目をふさぎたくなるような数字。


他の人より勉強を始めるのが遅かった私は、
暫くの間バイトを休ませてもらってまで勉強していた。

欲しいものもそこまで多くなく貯金もそこそこあったので
あまり気にしてはいなかったが、
今回の件で少し不安になる。


「受験だってお金かかるしなあ。」

店長が優しいので、その優しさに甘えさせて貰っていたが…。

勉強だってお金がかかる。



「バイト再開しよう。」


すぐに店長に電話をかけようと携帯画面を開くと
親からのメールがきていた。

『野菜送っておきました。面倒だからとコンビニですまさず、
　自炊もすること。野菜もちゃんと食べること。』


…相変わらず、おせっかいだなあ。

とぼんやりと考える。

「あっ、そうだ大学に行くこと言ってない！」


実家に報告しに帰るか…。

『今度うちに帰ります。』

帰省のメールをうっていると隅で寝息を立てる一松が目に入る。




…そういや一松の紹介もしてないな。




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　こんにちは、七味です。

　相も変わらず前置き長くてすいません(--;)

　イミフですしね(^^;)

　こういう細かい設定書くのが好きなんです。

　本当に申し訳ありません…。

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