腐男子シェアハウス【オリジナル】

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(side：水輝)
お弁当を食べて、希と話していると裕哉さんがきた。どうしたんだろうな、と思っていると…

「水輝くん。秀樹は今日休みか？」

どうやら、俺に御用だったみたいで。少し驚きながらも

「秀樹は休みだよ〜」

と返すと裕哉さんは寂しそうに

「そうか…なら仕方ないな。聞きたいことがあったんだが…。これを秀樹に渡してくれるか？」

と封筒を渡してきた。『秀樹へ』と書いてあるから、きっと手紙なんだろう。

「わかった〜」

受け取ったよ、という意味を込めて微笑むと裕哉さんも笑い返してくれた。

「じゃあ、また。希、今日一緒に帰れるか？」

最後に、とでも言うように希に聞く裕哉さん。わぁ甘酸っぱい。一緒に帰ってるんだ〜、いいな。すごいシュチュエーション。

「うん！帰れるよ、一緒に帰ろ」

ニコニコ笑って返す希。すごいな〜、ちゃんとしたカップルって感じで！(BL)漫画にしかないと思ってた、なんてね。

裕哉さんは希の返事に安心したのか、少し落ち着いた感じの表情をして自分の教室に戻っていった。

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