《文スト》ポートマフィアの御嬢さん！

知っていた ページ10

貴方は知っていたのでしょう？

首領








森「何のことかな」

何も言わせないような凍てつく笑みを浮かべる

『誤魔化すのですか？

…太宰治のことです

探偵社にいることをご存知でしたでしょう？

でないとあのような事を私に言いません』

貴方はあのとき言った

“警戒したまえ”と

何か知っていたに決まっている

森「君には良い刺激になると思っただけだよ」

"どうして"

"私は探偵社員だからね"

"次は逃がさないよ"

『…余計な…お世話です』

任務に行かなければ良かった

『失礼します』

あぁ…泣きたい






ーーー
森「すこし、度が過ぎたかな？」

森は椅子に深く腰掛けながら呟いた

エ「Aに意地悪するからよ！馬鹿ね！」

森「酷いよエリスちゃぁん」

書かれた報告書を眺め

彼女が去っていった時の表情を思い浮かべる

森「…上手くいかないものだね」

あの人が認めた→←心

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す