《文スト》ポートマフィアの妹ちゃん

必ず ページ36

織「そろそろ帰るか？」

もう大分暗くなってきた

夜とまではいかないが、遅くなると怒られてしまう

『…そう、ですね』

見つからない

何がいいのか分からない

窓ガラスに映る自分が泣きそうな顔してて悲しくなった

織「きっと見つかる」

『ありがとう、ございます』

ゆっくりと歩き出した時

『＿＿＿あ…』

思わず立ち止まった

どうして其を見たのかわからない

何となく、唯何となく見ただけ

織「A？」

ショーケースに近づいて其をよく見てみる

＿＿綺麗な翠の"ループタイ"

織「…綺麗だな」

『…………』

きっと、似合うんだろうな

いつか、付けてくれるかもしれない

これとなら言えるかもしれない

『……織田作さん、私、これにします』

織「早く伝えに行け

伝えたい時に伝えないと

二度と伝えれなくなるかもしれない

素直な気持ちを伝えれば

彼奴は応えてくれる」









もしかしたら運命かもしれない

これを見つけたのは、天使や神様の悪戯かも

それでも必ず伝えれる

早く、伝えに行かなきゃいけない

初めて見たときから

貴方は私の王子さまだったと

いつも貴方を考えてしまうと

貴方を愛してる…と

大丈夫→←ダメなんです

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