父の想い ページ44
Aが出て行った扉を見つめる
暫くして、ノックもせずに入ってきたのは
五大幹部の1人、尾崎紅葉だ
尾「随分、気分が落ちてるのぅ」
森「本来ならば、あの背を引き止めるべきだったのだろう
……覚悟はしていたのだよ?これでも
あの子はいずれ、私を父とは見なくなること
組織から、抜け出そうとすることだって
それでも何処か…期待していた
あの子は…Aは私の側で笑ってくれる…と」
そう言って乾いた笑みを浮かべる森には
マフィアの首領としての威厳なんて感じられなかった
森「現実は甘くないね…
あの子が見せてくれた表情は
笑顔なんかではなかった
部活として私に接する態度
光の入った綺麗な瞳は
暗闇しか写さなくなった
…紅葉君」
尾「なんじゃ」
閉じていた眼を開く尾崎
森「私の行動は正しかったと思うかい?」
尾「組織の長としては申し分ないものじゃ
…が、1人の父としては
いつしか道を逸れてしまっていたのではないか?
Aは利口な子じゃ
太宰の奴からあらゆる物を得た
その太宰が居なくなれば
Aが変わるのも無理はない」
森は組んでいた手を額に当て
森「愛情はしっかりと与えてた筈なんだがね…」
尾「其方が首領になった時点で
道から外れていたのかもしれんな」
森「ハハッ…違いないね」
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キャラメル(プロフ) - のぶめさん» ありとうございます!!!コメント頂けるだけでめちゃめちゃ気合い入ります!!今テスト週間でなかなか更新出来なくてすみません (2018年12月2日 10時) (レス) id: 6111dcab81 (このIDを非表示/違反報告)
のぶめ - 番外編の話凄く面白かったです!!これからも頑張ってください!! (2018年12月2日 0時) (レス) id: 4aa4850497 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - キャラメルさん» はーい(*^^*)ボードに行きまーす(*^▽^*) (2018年8月16日 8時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル(プロフ) - #harigaya mako*さん» ありがとうございます!気長に待っててください! (2018年8月16日 8時) (レス) id: 6111dcab81 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - キャラメルさん» 甘い太宰さん(*´∇`*)凄く楽しみです(*^^*)頑張ってください(*^^*)応援しています(*^▽^*) (2018年8月16日 8時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キャラメル x他1人 | 作成日時:2018年3月24日 0時