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夢幻泡影17:名探偵の敗北 ページ26

「…やっぱり、組織の人間だったんだな。

俺をどうするつもりだ。」



『…君は勘違いしているようだから先に言っとくぜ。

私は組織の人間じゃない。君の信頼が欲しい』




「…信頼?」


『そう。兄が殺されたって言ったよね?
組織の人間に殺されたんだ。』


「!!」


『両親が組織に狙われて交通事故で死んだんだ。そこに私も乗ってたけど怪我だけで済んだ。
兄は組織の犯行だって気付いて私の存在を消した。けど、見つかったみたいで…。

この前、撃たれた。
その時兄が庇ってジンに殺されたんだ。』


「ジン…だって?」


『そのあと軽く誘拐されたけど助けてくれた人がいてね、なんとか逃げられたけどその時にアポトキシンの存在を知ったんだ。

…もしかしたら、君がその薬の影響を受けたかも知れないって思ったから吹っ掛けてみたら君はまんまとボロを出してくれたからな〜』


「ぐっ…

…あーもう!分かったよ。
俺は工藤新一!改めて宜しく頼むぜAさん」


『おう、宜しく。新一君。
それにしても君、本当に嘘が下手くそだなぁ。

そんなんじゃ、すぐばれるぜ?』


「はいはい、ご忠告どうもありがとうございますー!」





…嘘もかなり織り混ぜてみたが、多分私のことがバレたりはしないハズだ。
このあと彼が私のことを調べて何も出てこなかったとしても、理由がつくように。



信頼が欲しい、って言ったのも急なことだった。

そこまで信頼して欲しい訳でもないけど、アイツらに狙われた時点でもう関わりたくないなんていうことは言えないからだ。



『それにしても、君、自分のこと名探偵なんて思ってたんだねぇ〜?

まだまだだな!
真の名探偵はそんなことで余裕無くてして動揺したら駄目だろ〜?』




などと江戸川コナンこと、工藤新一君で遊んでから帰った。




帰る前にホームズシリーズを沢山貸してくれたのはまた別の話。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時

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