不眠の痛覚―4 ページ12
中学生のとき、父は不倫相手にフラれた。
その怒りや悲しみを暴力で解消しようとした。
毎日毎晩殴られた。
朝になるとスッキリした爽やかな顔で「いってきます」を行って会社に行く。
母は夜の街に溺れて、昼間に男を連れ込むようになった。
家事の殆どを私がやるようになった。
けれど、ミスをすると酒瓶を投げつけるようになった。
中学生になると男子でも女子でも力は強くなるものだ。
軽く叩いた程度でも赤くなったりはしょっちゅうだった。
それでも弄られ役を買ってでた。
可笑しなことをしたり、やったりしては突っ込まれる。
…体はアザなど、怪我だらけになった。
制服の上にパーカー。長い靴下を履くようになった。
それでも笑顔を崩すことはなかった。
痛みも感じない、感じない、感じない。
どうして嘘をつき続けるのか、理由はもうこの頃からわからなくなっていた。
72人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時