夢幻泡影6:追憶 ページ13
私は事故に巻き込まれた。
目が覚めると、
……初めてだった。
今まで出会った人達とは違った。
私の過去も聞かずに、嘘つきじゃなくて、ただの“妹”のように扱ってくれた。
純粋に、嬉しかった。
勿論初めは信じられなかった。
…でも、一緒に過ごして分かったんだ。
リンネ君は私の大切な家族。
過ごした時間は短かったけれど、尊敬できる兄だった。
…だからこそ、許せない。
今まで積み上げたものを無くしてしまうのは分かってる。
彼に失望だってされたって当然だ。
分かっているからこそ、私はアイツを許してあげられない。
重たいって思われたって構わない。
だって、私の大切な家族を殺した人がすぐ近くにいる。
空っぽな私を、温かく迎えてくれた人。
私の命は尽きるだろうけど、
それでも私は、彼の命を奪ったアイツを許さない。
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時