【銀魂】Everyday 真選組！ (ページ20)

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20話ページ20

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近藤「何かあったら無線ですぐ伝えるんだぞ！急いで助けに行くからな！」

「何回目ですか･･･大丈夫ですから」

沖田「そうでィ。こんなババァを襲う奴なんて･･･」

「殺すぞマジで」

「では行ってきます」と吉原の中へと足を運ぶ。辺りはすっかり暗くなっている。

作戦の内容は、とても単純。
私が攘夷志士達に媚びて活動内容を吐かせてギリギリまで追い込んだ時に真選組一同が突入するというものだ。

暫く座って待っていると指名が入る。五人ほど女の子たちが呼ばれた。襖を開き、中を見渡すとざっと十人は男達が。

「真央と申します」

笑顔で仕切っている男に近づくことに成功した。何だ、簡単じゃん、と早速手応えを感じていると酒臭い匂い。かなり飲んでいるんだろうな、と思う。

「何の仕事をしてるんですか？」と会話の流れで質問すれば私の肩に手を回してきて。距離が近いとより一層酒臭いし、声は大きいから耳は痛いし、もう帰りたい。

「聞きたいかァ？そうかそうか。驚くなよ？」

いいから早く話せ、と言いそうになったがその言葉を飲み込み「気になりますー」と笑う。「あんまり詳しくは話せねェが、売ったり買ったり売ったりだ」と得意気に言うので口を尖らせて「えー？もっと詳しく教えてくださいよー」と男の胸に手を当てた。

酒を進めながら話を続ける。酔った勢いで言いやがれ！そんな願いを込めて。

「身寄りのねェガキどもをなァ、ちょいと売ってたりする」

「いいんですかー言っちゃって！」と部下らしき人が言うが「いいんだよ」と乱暴に怒鳴った。かなり酔いが回っていることが伺える。

「それにしても嬢ちゃん可愛いねェ。名前なんだっけ？」

「真央です」

「よォし遊んじゃうか～」

遂に来た。その汚い手でこの私に触るな、と心の中の声はどんどん汚くなっていくが、聞こえないんだからどんだけ言ったって怒られやしない。

まだ話して三十分も経っていないので、「もっとお話してからです～」と適当に逸らした。「後が楽しみだなァ」なんてゲラゲラ笑い出したのでニヤリと笑った。

私もです。いろんな意味で。

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