【銀魂】Everyday 真選組！ (ページ12)

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12話ページ12

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路地裏で、私はそのまま行き止まりの場所に立ち、旦那は隠れて後ろから捕まえる作戦。「やぁ、初めまして。ストーカーさん」と笑顔で言えば「心外だな、僕と君はもう結ばれているんだよ！」と強く私の肩を掴んだ。

そんなストーカーを旦那は後ろから捕まえる。

男「う、うわぁ！何をするんだ！離せ！！」

坂田「はいはい、ちょっと黙れ」

すると何処から出したかわからない縄でストーカーを縛りあげる。ドSだから縄を持っていたのか、ストーカーを捕まえる為に用意したのか。

坂田「お前さぁ、こんな奴の何処がいいの。ただの変態だぞこいつ」

「ちょっと旦那。失礼ですよ。殴りますよ、泣きますよ」

男「Aちゃんは全てが可愛いんだ。僕のものだ！お前は、Aちゃんの何なんだ！」

そう言って暴れだすストーカー。
というかいつお前のものになったんだ私。全く記憶にないのだけれど。
冷静に思いながらもしっかりと引く。

坂田「こいつは俺の大切なヤツなんだよ。お前になんか渡すかクソ野郎」

男「な、なんだと！」

坂田「はいはい、いーから。で？好きになったきっかけは？」

「そういうのは屯所で聞きますからいいですよ」

「俺が気になるんだよ。」と言う旦那は興味津々。私も少し気になるので黙って耳を傾ければ、「･･･苛めて欲しいんだ」と俯きながら小さく呟いた。

坂田「はぁ？」

男「僕のことだけを罵って欲しいんだ！愛して欲しいんだ！この前ゲームを買ってる時に店員さんに言っていただろう！？私はＳかＭならＳだと！」

記憶を遡ってそんなこともあったような、なかったような、どちらかと言えばあったような気になってきた。

男「可愛いなぁと思っていたら僕の好きなアニメ『僕だけを虐めてくれ』の主人公にも似ていたし！」

聞いたことのないアニメに本日何度目かのドン引きをすると電話が鳴り沖田が来る事がわかる。それを旦那に伝えれば頷いて冷めた目でストーカーを見た。そして口を開く。

坂田「どんな理由があろうと、こいつは大切なヤツなんだよ。だからよォ。好きならストーカーなんてしねーで正々堂々と気持ちを伝えろや」

「旦那･･･」

坂田「まぁでも、こいつはやめとけ。変態だから」

「旦那！？」

しばらくすると沖田がパトカーで到着。そのまま手錠をつけられ車に乗せられ屯所に連れていかれたのであった。

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