ドフラミンゴの息子（男主）【Part3】

出発前日 ページ18

ヴェルゴさんの休暇が終わるまで、あと2日。



俺は今夜、ここを出発することになった。




ここから海軍本部まで距離があるから、近くにある小さな島まで行き、そこに明日海軍の軍艦が迎えに来る……という事らしい。



…だが俺は準備は既に出来ている。





午前中に大人用(変装用)の衣類も買ったし、医療器具や本も揃った。……そして、武器も。






『……暫くはここに帰れねェとなると……少し寂しいな。』



コーヒー「チューッ!チュチューー。
(大丈夫ですよ!休みを取ればすぐ帰れますってーー。)」




俺がぼそりと呟くと、胸ポケットからひょっこりと顔を出してコーヒーが言った。





『…あのな、海軍は軍隊だぞ?そう簡単に休みなんて取れる訳がねェ。』



コーヒー「チュ!(あ、そうでしたッ!)」



『はぁ…』




おれは溜息をついて、自分の部屋を出た。




ーーー
ーー
ーー
ー




夕食の時間になり、俺達はいつもの様に、食卓を囲んだ。

………いつもよりも、少しだけ豪華になっている………気がするな。





食事の途中、ベビー5が小さい声で質問をしてきた。



ベビー5「本当に……このあとA出発しちゃうんでしょ??」


『？…あぁ。』




ベビー5「えー……なんかつまんない…。」


トレーボル「べへへ〜〜!!んね〜んね〜ベビー5!お前Aが居ないと寂しいのか〜〜??」


ベビー5「うん!だって、Aが居ないと子供がバッファローとシュガーと、デリンジャーだけになっちゃうし…!!
遊び相手が減っちゃうじゃない!!」


『…いや、十分だろ。』



というより、おれはお前にとっては遊び相手だったのか……??確か今まで、そんなにお前に構ってやった記憶は………








………あるな。それもかなり。



ディアマンテ「まァ兎に角、初任務なんだろう?
死なねェように頑張れよ、A。」


ピーカ「?…Aは死なない筈じゃ無かったか?…能力上。」


ディアマンテ「おっと!ウハハ！そうだった!!」


マッハ・バイス「でもヴェルゴが一緒なら安心だイ〜〜ン!!」


モネ「あら、Aとヴェルゴさんは別行動よ??
一緒じゃないわ。」


バッファロー「え?!そうなんだすやん?!」



『…あぁ。だけど大丈夫だ。』



ジョーラ「オホホ! なんて頼もしいざます!!
けど、身体には気をつけるざますよ、A!!」




デリンジャー「……う〜?」


『…?どうかしたか、デリンジャー?』



おれの方をじっと見つめるデリンジャーに、そう訪ねた。

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