ドフラミンゴの息子（男主）【Part3】

Pequeño:小さな ／El ratón:ネズミ ページ17

ネズミ「……チュッ(えっ…)……



…チュアァア?!!?(なんじゃコリャぁあああ!!!?)」





『それが俺の能力だ。とは言っても、そのほんの1部だが…。どうだ、ネズミになった感想は?』




ネズミ「チュッ…チュウウ〜…。(もう何が何だか分かりませんし、理解が追いついてないですけど…。)


…チュウ〜〜、チュッ。(…とにかくネズミってこんなに世界が大きく見えるんですね、なんか感動します)。」






……そうか。それは良かった(?)。





ネズミ「チュウチュウ?!チュウッ…?(というより、ネズミになる必要あります?!別に人間の姿のままでも良かったのでは…?)」




あぁ、確かにそう思うだろうな。だが、コレにはちゃんと理由がある。




『いや、お前にはその姿じゃねェと困る。寧ろ、ネズミの姿で、俺のペットという立ち位置の方が潜入しやすいからな。

考えても見ろ。…もしお前が人間の姿のままで海軍に入隊したら…!!


確実に"雑用"からのスタートで、毎日海軍での鍛錬の日々。下手すれば俺のサポートをする暇も無くなる。


だったら、初めから［人間］じゃなく［ペット］なら、そんな心配はねェだろう?』




部下「チュウー…。(成程…。)」





『…お前に言っておく注意点は主に3つ。

1つ、そんな訳で、お前は俺のペット…動物として振舞え。中身が人間だと悟られるな。

因みにお前はネズミと同じ様な鳴き声しか出せねェし、俺以外の人間からしたら当然「チュウ」と言ってるとしか聞こえねェ。声帯が人間と違うからな。だが、俺の従える死体と俺は常にリンクしている。お前が何を言っているのかは分かるから、そこの心配は無用だ。




2つ、その【服】は強い意志を向ければ脱ぐ事は出来るが…俺の許可なく脱ぐ事は絶対に許さねェ。脱いだ時点で俺は分かるからな。





3つ、【服】を来ている間は、痛覚・温覚が消える。気をつけろ。



分かったか??』







部下「チュウ……!(了解です……!)」






『じゃあ、最後に。お前の名前を聞いておこう。』




部下「チ、チュッ?!!(えっ、ご存知で無かったんですか?!)」




『あぁ。聞いてなかったからな。』




部下「チ、チュウウ〜…。…チュッ!(そっ、そうですか…。

…俺名前は、フェケーニョ・エルラティオンって言います!!)」






…コーヒーでいいか。



『じゃあ"コーヒー"。これから宜しくな。』


ネズミ「チュアッ?!(アレっ、本当に聴こえてます?!)」



…だって言い難いじゃねェか、本名。

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