【Knights】戦慄の騎士。 (ページ6)

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Continued ページ6

『ついた！ほんとにありがとう創くん！てか控え室大きいね…笑』

創「いえいえ！夢ノ咲学院の施設は全てが1級品ですからね…僕も入学したてのときはびっくりしました笑」

『びっくりしない方がおかしいよ笑

あ！アルバイト中だったんだよね？？ごめんね！引き止めちゃって！！』

創「全然大丈夫ですよ！案内できて光栄でした♪それではまた！ライブ頑張ってくださいね！！」

『うん！ありがとう！創くんもがんばって！！』

手を降って創くんが出ていく。

あんなに可愛い子がアルバイトをする学院…

凄いな、なんかこわい。

『ライブまで…あと3時間…』

時計を見てバックを漁り、水の入ったペットボトルを掴み飲み干す。

すると、

コンコン

控え室のドアをノックする音がした。

『スタッフさん…かな』

『はーい』

ドアノブに手をかけ回す。

目に飛び込んできたのは、

『うそ、でしょ。なんで貴方がここにいるのよ…

お兄ちゃん＿っ？！』

気づいた時にはもう遅く、私の身体は目の前の兄に抱きしめられていた。

レオ「…おれから逃げたと思ってたらアイドルになってるなんてな。ほんっとおまえは馬鹿だな…☆

ほんと馬鹿すぎてわらえる。

こんなとこに来てライブ？笑わせんなよA。」

『っ！！！やめてよ！！！！』

力を振り絞り、彼の腕の中から逃げる。

レオ「…昔は泣いて縋ってたくせに。」

『昔は関係ないでしょ。控え室になんの用？ここにいるってことは貴方もアイドルなの？』

レオ「あぁ、おれはKnightsの王様だぞ！」

Knights、

聞いたことがあった。確か若い女性に大人気なユニット。王様と騎士をモチーフにしているんだっけ…

『…そうなんだ。』

レオ「おまえ、まだあいつのとこにいるのか？」

『あいつ、？あさひさんのこと？いるけど…なに、貴方に関係ないでしょ』

レオ「ふーん、まぁ、おまえの身のためにも早めに戻ってきた方がいいかもな！」

『は？なにをいまさら…』

レオ「だから、戻ってこいよ。そうしたら全てハッピーエンドなんだ。

おれにも、おまえにも。

おれの愛するKnightsにも。

はは！じゃーな！ライブがんばれよっ☆」

バタン

私は恐怖に負け、へなへなと床に座り込んでしまった。

今日…ちゃんとライブできるかな。