雲の上の天使、とは？２

Kis-My-Ft2 ページ9

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“ジャニーズに紅一点？！
ジャニーズのJr.グループKis-My-Ft2に
女の新メンバー加入を電撃発表！！”








喜多川さんの言ったように、
次の日のニュースはこの話題で持ち切りだった。


それと同時にわたしの怒涛な日々も始まった。







Kis-My-Ft2として活動して行くにあたって
やらなければならないことが沢山あった。



ダンスレッスン、ボイストレーニング
ローラースケートの練習に
Kis-My-Ft2としてのお仕事。


グループとしてのダンスレッスンにはまだ参加出来ないから個人的にスクールに通ってレッスンを受けたし
みんなよりも断然に劣っている体力をつけるために
毎晩の筋トレとランニングも絶対に欠かさなかった。

慣れない中学校生活と平行するのは
当時12歳のわたしには難しかった。





ジャニーズに女が入ることが話題になってから
Kis-My-Ft2のファンも人気も明らかに減っていったし
ジャニーズ事務所自体を批判する声だって多発した。


それは全てわたしのせい。



申し訳なかった。




わたしがキスマイのファンを減らした。

わたしが“ジャニーズ”の品格を下げた。





それが申し訳なくて、
だから頑張った。

やれと言われたことをただこなしていった。






相変わらずみなさんは素っ気なくて、
ちゃんと話してくれるのは千賀さんと宮田さんくらい。


裕くんに至っては、プライベートでさえ口を聞いてくれなくなった。


そりゃそうだ。
今まで頑張ってきたこと全てわたしが壊してしまったんだから。


凄く悲しかったけど仕方の無いことだと思った。







発表があってすぐ事務所を辞めることは出来たのかもしれないけど
散々グループを掻き乱しといて逃げるような真似はしたくなかったし、それはさすがに出来なかった。





だからわたしは決めたんだ。



周りが口を揃えて無理だと言うかもしれないけど、
わたしが減らしてしまったファンの数分
取り戻してから辞めようって。



それくらいグループに何か貢献するまでは、
わたしは辞めれない。




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