雲の上の天使、とは？２

ライバル ページ36

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｢ティーちゃん？･･･もしかしてパパがいいの？｣









ティーちゃんは太ちゃんがキッチンに行ったことを知ってるんだ。









｢そっか〜･･･、ティーちゃんはパパが好き？｣









ティーちゃんを抱っこして膝の上に乗っけた。









｢パパ優しいもんね。(人1)にも優しいんだよ。
だからきっとティーちゃんにはもっと優しいんだろうね｣








ティーちゃんがペロッとわたしの手を舐めた。

そうなんだよ、って言われてるみたいで
なんだか少しおかしかった。









｢ティーちゃんはパパのどんな所が好きなの？
パパ優しいけどちょっと･･･いや結構うざいでしょ？(笑)｣








するとティーちゃんはわたしの指をかぷっと甘噛みをした。








｢んふふっ(笑)パパの悪口言うなって？(笑)
ごめんごめん(笑)だいすきな人の悪口言われちゃ嫌だよね、ごめんね｣








言葉を発してるわけじゃないのに
ちゃんと会話が成り立ってる気がする(笑)

ティーちゃんは天才だね。









｢ティーちゃんはパパがだいすきなんだね。
･･･(人1)も、ティーちゃんのパパがだいすきだよ。
優しいけど意地悪だし嫌なことしかしてこない。
だけどやっぱり(人1)は太ちゃんがだいすきなんだ。･･･ティーちゃんと一緒っ｣









ちっちゃなしっぽをフリフリと振り出す。



だいすきなパパを褒められて嬉しいのか、
テンションが上がってるみたい。







パパがだいすきなティーちゃん。

本人には絶対言わないけど
なんだかんだ本当は太ちゃんがだいすきなわたし。






あれ、ティーちゃん。

どうする？わたし達意外とライバルだよ？(笑)









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